こんにちは(=⌒▽⌒=)
昼過ぎまで雪でした。
今回は道にまで積もりました。
トラックが多く通る国道1号も圧雪になってかなり溶けにくく渋滞しましたね。
普段は車で20分ぐらいの通勤時間が50分かかりましたからね。
今日みたいな寒い日には暖かい日本茶がとても嬉しいですね。
そこでおいしいお茶の入れ方を写真つきでご説明します。
本日の講師はこのブログにも度々登場する、丸安茶業株式会社 の前野社長です。

日本茶インストラクターの資格もお持ちの方なんで、今回のテーマを語っていただくにはぴったりですね。
入れ方の説明の前に日本茶インストラクター認定制度について説明します。
NPO法人日本茶インストラクター協会主催の当資格は、日本茶と消費者の接点となり、日本茶文化の発展及び日本茶の正しい理解と普及を推進できる者を認定することを目的に設立された制度です。
平成11年と比較的新しいですが、毎年1回秋頃に試験が行われており、年々受験者が増えているようですね。
受験のための通信教育等もありますので、興味のある方はチャレンジされてはいかがでしょうか。
詳しくはNPO法人日本茶インストラクター協会さんHP でご確認下さい。
それではおいしいお茶の入れ方です。
今回のお茶はごく一般的に親しまれている煎茶です。
まず電気ポットと急須、お茶碗、茶葉をご準備下さい。
小さめの急須とお茶碗で飲むのが粋というか、上品というか、かっこいいんです。
ポイント1
お湯は必ず1回沸騰させて下さい。
カルキを飛ばすのもそうですが、水に含まれている空気を沸騰することによって全て出し切ってしまいましょう。
茶葉の内部への浸透がかなり違うそうです。
茶葉を急須に入れます。
急須の大きさに合わせてですが、小さめの急須であれば大さじ1または小さじ2、大きめの急須であれば大さじ2または小さじ4ぐらいを目安にして下さい。

ポイント2
茶葉はたっぷり入れて下さい。
おいしいお茶を飲むためにはちょっと多いかなぐらいの茶葉でちょうどいい感じです。
ここで惜しんでしまうとおいしくはいただけません。
お湯を一度冷まします。
これから飲まれるお茶碗にポットのお湯をいれて下さい。
一度お茶碗に入れることによって10℃~15℃ぐらいお湯の温度が下がるといわれています。
旨み成分テアニンは低温で溶け出し、渋味成分のカテキン類は高温で溶け出しますので温度を下げるんですね。

冷ましたお湯を急須にあけます。
お湯の温度やお茶によっても抽出時間がかわりますが、1分ぐらいで茶葉が開きかけた位がおいしいところです。

お茶碗に廻し注ぎます。
1杯ずつ入れると濃いお茶碗と薄いお茶碗ができます。
少量ずつ何回か往復させてお茶を注いで下さい。
最後の1滴が旨みたっぷりのおいしいお茶なので、2煎目を飲むためにも絞りきっていただくことをお薦めします。
ちなみに紅茶も一緒で絞りきるんですが、最後の1滴を英語でエンジェルドロップと呼ばれます。

ポイント3
2煎目をおいしく飲むために。
最後の1滴まで絞っていただいた後、下の写真のようにちょっと斜めにするとかして、急須の蓋をちょっとあけて下さい。
そのままにしておくと蒸された状態になりますので、湯気の通り道を作ってやるんですね。

2煎目を入れる場合。
1煎目で成分の80%が流出するといわれているようですね。
湯冷ましとかせずにポットのお湯をそのまま入れてもらって、10秒ぐらいでお茶碗に注いで下さい。
茶葉が開ききってなければ、3煎目ぐらいまでお飲みいただけると思いますが、それ以上はちょっとおすすめできかねます。
以上が基本的なお茶のおいしい入れ方です。
星野村さんの高級な玉露なんかは、もっと湯冷ましした60度ぐらいのお湯でゆっくり抽出するととろみのある旨みいっぱいのおいしいお茶になりますね。
以上が日本茶インストラクターの語るおいしいお茶の入れ方です。
お時間があるときにでも一度挑戦してみて下さいね。
とはいえ、苦~くて渋~いお茶が好きだなんて方もおられると思います。
そんな方にはあつあつのお湯で入れた方がいいかもしれませんね。
ある意味 お茶 is freedom ですので、形式にとらわれず自分好みのおいしいお茶の入れ方がみつかるといいですね。
皆さんのお茶ライフが素晴らしいものになることを、お茶産地から願っています。
温かい気持ちで暖かいお茶を楽しんで下さいねo(^▽^)o