こんにちは(*^ー^)ノ
天気予報では晴れの予報でしたが、曇りです。
暑いんだけは当たってます。
今日は日本語の色のお話です。
日本は昔から色の表現が多彩ですね。
草色、小豆色、鶯色、灰色なんかは、日本人がつくりだした、見た目そのままの色の表現ですね。
一方赤色、青色、黄色、緑色なんかは漢字が先で文字とともに色の意味まで輸入したみたいですね。
では茶色はどうなんでしょう。
英語にすると茶色はブラウンですね。
実際のお茶の色は、関東方面で主流な深蒸し煎茶は緑色ですし、土山茶なんかの煎茶はではやまぶき色の水色(すいしょく)です。

これには日本のお茶の歴史が関係してるんですね。
いわゆる緑茶は摘んだお茶の葉を蒸して酵素発酵を止め、その後に揉みます。
この製法は江戸時代の中旬頃に一般的となり、それ以来お茶の色が緑色になったんですね。
それまでは現在お番茶として飲まれているお茶の製法、釜炒りし乾燥させた茶葉のお茶が主流でした。
蒸していないので多少酵素発酵もしています。
ですのでお茶の色が茶色だったんですね。
お茶染めでも茶色い色に染め上がります。
そんな茶色の由来ですが、中国語でも茶色は茶色なんで、日本で出来たと考えるよりは漢字が先の説の方が説得力がありますね。
中国でも現在の主流は緑茶ですが、その製法が一般的になったのは4000年の歴史からみると最近の時代ですし。
さて、ここからが茶色のすごいところです。
日本では茶色の中にもいろんな茶色があります。
金茶、白茶、雀茶、梅茶、海老茶、媚茶、焦茶、丁子茶、路考茶、璃寛茶、団十郎茶、千歳茶、栗茶などなど
焦茶(こげちゃ)は絵の具に入ってたので知ってますが、その他は~色っぽいとか物の見た目の色とか、歌舞伎役者が似合ってたとかでいろんな茶色が出来たんですね。
いや~お茶も奥深いんですが、日本語はもっとすごいですね。
こんな日本の歴史文化に密接に関係して育まれた日本のお茶です。
暮らしの中に素敵なお茶を楽しんでくださいo(^▽^)o