こんにちは(‐^▽^‐)
ときおり青空も見えますが全体的には雲が多いです。
風が少し強めに吹いています。
写真は茶畑の風景です。
茶畑の高い所に扇風機が取り付けられてます。
これが今回ご説明する防霜(ぼうそう)ファンです。
今の時期はやることもなさげな感じで、ときおり風に吹かれてくるくる回ってます。
茶畑ののどかな風景の一つといった感じです。
この防霜ファンが開発されるまで、お茶農家の方は遅霜に悩まされておられました。
お茶も植物ですので、あまり冷えすぎたら葉っぱが凍ります。
それが太陽が昇って急速に温められると焼けたように真っ黒になり枯れてしまいます。
ここ土山は山間地にあるので、被害が深刻で、遅霜によりその畑が全滅なんてこともあったそうです。
(ちょっと暗いですね。最近すっきりとした青空の写真がないですね。)
防霜ファンの活躍する時期は一年のうちで3月中旬から5月中旬位でしょうか、ちょうど新茶が育つ時期にあたります。
遅霜はその時期の晴天で風がない夜間、春でありながら急激に気温の下がる日におこります。
天気予報で「放射冷却により最低気温が下がります」なんていわれる日ですね。
そんな日に温度センサーによって気温が5℃以下になったときにファンが回って風を送ります。
寒いときに扇風機を回しても寒いだけという気もしますが、実は上空5mぐらいのところは地表より5℃ぐらいあたたかいそうです。
この温かい空気を茶樹に送ることによって茶葉が凍ってしまうのを防いでいるんだそうです。
また凍ったとしても急速に解凍されることを防ぎ、被害を少なくする効果もあるみたいです。
お茶畑で一年に1時期活躍してくれるためにだけ存在している防霜ファンです。
これから半年はゆっくりお休みって感じです。
今日も風に吹かれてくるくる回ってますo(^-^)o