こんにちは(;´▽`A``
晴れてます。
もこもこした雲は夏空の特徴ですね。
8月4日(土)土山町の白川神社祇園祭にて行われました花奪い神事をレポートします。
これは400年以上続く、滋賀県無形民俗文化財に指定されている由緒あるイベントです。
南土山地区の各組で作られた花傘が旧東海道土山宿を白川神社まで練り歩きます。
竹で組まれた花傘上に、赤い造花が飾られ、お札やら軍手やらタオル等がぶら下がっています。
このあたりではみんな笑顔で、華やかで雅やかな雰囲気のお祭りって感じです。

白川神社について神事のあと、1台ずつ順番に花傘がゆっくりと拝殿をまわり始めます。
このころから周りの観衆の目がぎらつきはじめ、軍手をはめてスタンバイします。
1週し、2週目ぐらいでしょうか、群衆が花傘に近づいていきます。
花傘も徐々にスピードを上げ始めます。
人々が花傘の上に飾られている花に手を伸ばします。
白い着物の若い衆が竹の棒を持って守ります。

3週くらいで完全に行くてをさえぎられる花傘。
花に群がる手。
倒されます。
もみくちゃです。
花が奪われます。
取り合いです。
怒鳴り声が飛び交います。

少々荒っぽいお祭りなので、険悪な雰囲気になりかけてもそこは地域住民同士。
ちゃんとなだめる人、静止する人、諭す人が現れ、けんかにまではなりません。
これが10台程、その度ごとに同じような花奪いが繰り返されます。
甲賀地域では珍しいお祭りではなく、いくつかの神社で同様の神事が行われています。
参加者はもちろんですが、見ているだけでも楽しいお祭りです。
奪った花に札がついていた人は、その札を福袋に交換し、家族仲良く家路につくのでしたo(^-^)o