こんにちは(*^▽^*)

ときどき夏の日差しが降り注ぎますが、全体的には曇りです。

ちょっと強めではありますが、涼しい風が心地いい今日の土山です。


以前に書いた「田村神社」等で、ここ土山町の千年以上に渡る古い歴史がわかっていただけたかなと思いますが、もう一つ古いものを紹介します。


田んぼと茶畑に囲まれたもっこりした林の中に、斎王垂水頓宮(さいおうたるみとんぐう)跡があります。

何それ?って感じだと思いますがご説明します。


斎王とは、天皇が即位される度にご名代として、伊勢神宮につとめられた皇女のことで、京都から伊勢まで5泊6日かけて行かれました。

その際に宿泊された仮の宮のことを頓宮といい、平安時代の初期から鎌倉時代の中期頃まで約380年間、31人の斎王が伊勢への群行の途上に宿泊されました。



垂水頓宮

(写真がちょっと暗すぎましたね。)


今では石碑と伊勢神宮拝殿がある位で、何か面白いものがあるっていうわけではないんですが、他の頓宮跡は場所もはっきりしないところもある中で、地域として大事に残していたことは、ちょっとだけえらいかななんて思います。

毎年3月には「あいの土山斎王群行」という雅なイベントもあり、地域を盛り上げてくれてます。


平安時代にも今日のような風が吹いていたのかな...なんてことを考るのもありですよね(〃∇〃)