こんにちは(*^ー^)ノ
朝から豪雨でした。
今は小康状態ですが、こんだけまとまった雨が降ったのは久しぶりのような気がします。
雨つながりで先にも紹介した安藤広重の東海道五十三次において描かれた土山宿『春の雨』についてです。
東海道好きの方々から、この浮世絵がどこを描かれているのかとよく質問があります。
その場所は前回登場した田村神社さんのすぐそばにあります。
時代によっても違ってくるんですが、東海道が田村神社の境内を通っていたんです。
来ていただいたら田村さんの境内の中に案内板も設置されてますので、迷わずにいっていただけると思います(すぐ隣りですので)。
『春の雨』に描かれている橋は、田村永代橋といって安永4年(1775年)に竣工された橋で、旅人から3文の渡り賃をとっていたようですね。
この橋は昭和13年の夏の大雨で壊れるまで150年以上、実際に当時のままであったそうです。
その後国道1号のところに橋がかかり、長年に渡り旧田村永代橋のところに橋はありませんでしたが、平成17年7月に「海道橋」として復元されました。
当時の橋はもっと低いところに架かっており、欄干も低い木造の橋だったので、実物そっくりではありませんが、風情と趣があっていい感じかなと思います。
映画や時代劇のロケとかでぜひ活用してもらいたいですね(途中電灯がありますけどなんとかCGとかで消して下さい)。
今はもちろん渡り賃無料の渡り放題です。
徒歩か自転車での通行に限られており、車では通れませんのでご注意下さい。