小石原ポタリー 2012年の新作は、ちょっと小ぶりな日常の器。
家族の数だけ揃えたくなる、スモールサイズができました。
「パン皿S(スモール)」「スープボールS(スモール)」「浅鉢S(スモール)」の3アイテムが今回の新作。2008年にパン皿&スープボールの、たった2アイテムからスタートした小石原ポタリーですが、和洋を問わない新スタイルのデザインと民芸の手しごとを評価していただき、今では全13アイテムのラインナップまで育ちました。
Sサイズシリーズは、私たちの新しいスタート。
今年、私たちは、言わば小石原ポタリーの原点となったアイテムを再び見つめ直すことにしました。オリジナルはオリジナルとして。でも、定番となった器たちをS(スモール)サイズにして、もっと、毎日の食卓に使ってもらえたら、どんなにいいだろう。日本の食卓に昔から並ぶ茶碗や取り皿のサイズには、きっと誰もが受け入れる日常の使い勝手がある。小石原ポタリーが大切にしたいのは、小石原に伝承される「用の美」。使われるほどに愛着のわく器づくりです。
小石原ポタリープロジェクトとは
英国人作陶家バーナードリーチより「用の美」と称賛された、福岡を代表する伝統的指定工芸品・小石原焼。小石原ポタリーはその新ブランドとして〈料理をおいしくする器〉をコンセプトに、小石原の窯元と、フードコーディネーター・長尾智子とのコラボレーションによって2008年からスタート。'11年には、パリの老舗百貨店「ボン・マルシェ」での取り扱いが始まるなど、海外での評価も高まっています。
長尾 智子 プロフィール
フードコーディネーター、料理研究家。
「SPUR」「クウネル」「暮らしの手帖」等の雑誌連載や著書、商品開発等でフードコーディネーターとして活躍。著書に『ニュースタンダードディッシュ』(柴田書店)、『わたしとバスク』(マガジンハウス)、『ベジマニア』『ベジダイアリー』『あさ・ひる・ばん・茶』(文化出版局)、『お鍋ひとつで、できること。』(枻出版社)など多数。和と洋の融合をテーマにし「TORAYACAFE」のプロデュースも手がけている。
参 加 窯 元
『森山實山窯』(森山 元實)・『宝山窯』(森山 金光)・『元永陶苑』(元永 彰一)・『福嶋窯』(福嶋 秀作)・『川崎哲弘窯』(川崎 哲弘)・『鬼丸豊喜窯』(鬼丸 豊喜)・『柳瀬健治窯』(柳瀬 健治)・『圭秀窯』(梶原 秀則)・『秀山窯』(里見 武士)・『原彦窯』(梶原 正且)