自然食泊 愛里
ぼくの畑では、季節によって色々な野菜が採れます。この辺りでは当たり前に食べられている野菜も市場に出すほどの量はありませんから、街のお店には並びません。
野菜は収穫して土から離すと、だんだん栄養が消えてゆくそうです。その日の朝採った一番おいしく栄養も多い野菜や、街では珍しい山野草を食べてもらいたくて、お店を始めました。
はやりの言葉では、スローフードとかロハスと言うそうです。難しいことはよう判らんのですが、お客さんの注文を聞いてから、裏の畑に菜を摘みに行ったりもして、その日のもので料理しています。 こんな風だから、同じメニューでも同じ味には なりません。食も一期一会ですね。
奥美濃カレープロジェクトに入って、カレーにも挑戦しました。同じ野菜でも 株ごとに本当の旬は 毎日違います。
こんな色々な味の、どんな野菜にも合うカレールーは、とっても難しかったです。しし肉は風味が消えやすいので、苦心しました。舌触りを良くするためにも、そぼろにしています。暖かいものは体にやさしいので、さめないようにと、石焼ビビンバ風にしてお出ししています。
よかったら、一度食べてみて、感想を聞かせてください。
こんな僕のふるさとが好きで、お店の名前も「愛里」とつけました。