『津和野街道写真集』とびとびの紹介ですみませ~ん。
今回で最後の紹介となり、大原宿から六日市宿そして津和野まで紹介していきますね。
こちらは、昨日も紹介した『ミツマタ』がたくさん咲いてた島の谷の風景です。
津和野街道沿線の山野草や樹木は種類が豊富で、歩くたびにいろんな景色との出会いや発見がありますよ。
樹齢数百年と言われるスギの巨木
地元では「島の谷の明神さん」と呼ばれる「大原明神社」の境内には、樹齢数百年と言われるスギの巨木があります。(写真集では見えにくかったので、私の秘蔵写真で紹介しました。1本の根元から3本に別れ巨木に成長したご神木です。)
根元もかな~り太くて、一見の価値があるご神木ですよ。
長州藩の国境を示す『石の標識』と水源公園
大原宿から街道は宇佐郷へ、そして山口県宇佐郷から街道は星坂(江堂の峠)を越えて島根県六日市宿へと向かいます。街道は芸州街道と呼ばれていました。
芸州街道には少し石畳が残り、関所跡や番所跡が残っている古道を昨日鉄人が走り抜け、ゴールしたところが水源公園です。水源公園にある一本杉も島根県の名選百選に選ばれて、大きく立派な一本杉です。また、ここは高津川の水源で大蛇ヶ池は名水百選に指定されています。津和野街道星坂関所にあった長州藩の国境を示す『石の標識』がここに移されていますよ。
六日市は津和野から1日目の宿駅で本陣跡が残ります。また津和野藩の上領代官所もおかれ、当時は大変賑わった宿駅だそうです。
最後に六日市宿から津和野へと向います。
六日市宿から街道は高津川沿いに柿木へと向かい、津和野藩の平野としては現在の吉賀町がもっとも広く、藩経済の重要な地域であったようです。
『鷺の棲む街』
『鷲原八幡宮のやぶさめ』
『SLやまぐち号 「貴婦人」』
街道の津和野の起点は津和野の街より長州街道を山口方面へ約1.4Km、酒蔵の西より始まります。ここが津和野街道の津和野側起点で、廿日市市宮内起点より現在の距離で約77kmとなるそうです。
「津和野街道起点」よりさらに右へ、長州街道を約1.4kmで津和野大橋に着き、津和野藩の参勤交代はここから始まっていたと伝えられますよ。
写真集は全部で入賞作品18点を含み107点の写真が収められています。
この度は、すべての写真を紹介することはできませんでしたが、津和野街道の魅力がたくさん詰まった写真集の紹介で『津和野街道の旅』を少しだけ楽しんでいただけたかな・・・
写真集は廿日市市内の公民館と図書館、広島市内の区民図書館へ寄贈しておりますので、多くの方にご覧いただければと思います。
(これから津和野街道沿線の学校関係へも配布していく予定です。)
また、今後もいろんな場所で『津和野街道の写真展』を開催し、津和野街道の魅力をどんどん広めていきますよ~。