1200年も前の古代から、人々が行き交った。

信仰の道としてにぎわい、軍用にも使われた様々な時代の面影を残す歴史街道。


それが 六十里越街道 

山形県の庄内地方と内陸地方を結ぶ「六十里越街道」は1200年前の古代から開かれたと伝えられています。

鶴岡から松根(旧櫛引町)、十王峠、大網、塞ノ神峠、田麦俣を経て大岫峠を越え、志津、本道寺、寒河江を通り山形に至る険しい参道でした。

山岳信仰が盛んだった室町・江戸時代には、東北・関東の各地から訪れる「行者」(参拝者)たちでにぎわったと言います。

行者たちは、白装束に身をつつみ羽黒山・月山・湯殿山の「出羽三山」をめぐって歩きました。

また、戦国時代には馬軍が足跡を刻み、藩政時代には参勤交代にも利用されたという記録が残っています。庶民の生活にも欠かせない道であり、庄内からは魚介類やローソク、内陸からは紅花や真綿、豆や葉タバコなどを背負って運ぶ人たちも行き来しました。

大勢の行者や旅人たちが行き交ってふみしめられた道は、明治30年代になって道路が開通すると表舞台から退きました。

苔むした沿道には今も時代の名残をとどめる数多くの史跡がひっそりと眠っています。



今後、六十里越街道に関した観光情報などを発信していきます。

お楽しみに!!

心和む癒しの旅路・・・・
千二百年の歴史と自然が出会う古道 出羽の古道 を歩きませんか!