お雛様
贄川宿秋の縁側展で有名な埼玉県秩父市荒川贄川宿にて、
縁側を利用してのお雛様飾りがはじまりました。
25軒ほどある縁側に有志の方がお雛様を飾リはじめました。
各家庭の縁側には、各家のたからもののお雛様が並べられています。
秋には、絵画展で絵画や・写真が飾られますが、
春にはお雛様が飾ってあります。
地元有志の方によるお雛様飾りです。
昭和の初め、この贄川宿には、雛市があり、
お雛様を買うためのお客様が大勢押し掛けました。
この市は、雛市と呼ばれ、昭和30年代初めまで、行われたということです。
雛様の仲買人は、三峰口駅まで鉄道便でお雛様を送り、リヤーカーで
贄川宿まで運んだと長老が語ってくれました。
小さなお雛様ですが、街並みに少しでも活性化ができればと。。。。
縁側に飾ったお雛様が語りかけているようでした。
お雛様を縁側に飾る、有志の皆さんの輪が、少しづつ花開いているようです。
ぜひお出かけになってはいかがでしょうか。
秩父地方のひな祭りは、4月3日です。
場所 埼玉県秩父市荒川贄川地区
秩父鉄道三峰口駅下車 歩12分です。
これだけのお雛様飾るの大変だったようです。明治から・大正・昭和と、
これは、○〇のとき購入したもの、にこやかに家主が語ってくれました。
ほんのりとした、いい話です。
お雛様各家庭にも眠っていると思います。
それぞれの物語があったはずです。
大きく健やかに元気な育ってほしい。
そんな希望を持ってかわいい子供を抱っこしながら
お雛様に語りかけたのでしょうね。
幸せを運んでくれるお雛様、
今年は箪笥の中から出して、飾ってみようではないですか。
そんな呼びかけで始まったそうです。
幸せを呼び寄せるお雛様、とても心がなごむ光景でした。
(源内)