こんにちは。
書だけではない書道パフォーマンスで日本文化をお伝えする太田真采世です。
今日も良い天気で洗濯日和ですね。
こんな日はアイロンがけが進みますよね~。
いえいえ、これは洗濯物にアイロンをかけているわけではありません!
作品を書く紙にアイロンをかけているところなのです。
作品は大きな紙に書くことも多いのですが、大きな紙が折らずして売られていることはありません。
大きな紙はだいたい100枚か50枚単位で売られていますが、必ず何回か折って重ねられているのです。
それでいざ書くという時には、この折り癖が結構書きにくいのですよねー。
練習ならそのまま書いてしまいますが、さすがに作品ともなると、1枚1枚丁寧にアイロンがけをしてから書くようにいています。
またアイロンをかけることは折り目を取るだけでなく、紙の湿気が取れるので、その点でも書きやすくなるのです。
紙は湿気に弱いため、雨の日に書くと、墨色が冴えないなどの弊害が出てくるんですよ。
そこでできればお天気の良い日に書いた方が墨色がきれいに出ますが、お天気と自分のスケジュールが合うことばかりではありませんよね。
だからアイロンがけをして湿気を飛ばして、お天気の良い日と同じ状況を作り出すのです。
もちろん書道パフォーマンスを行う際にも、アイロンがけは行っています。
そういう事前準備が色々と必要なことを、あなたは知っていましたか?
今度書道パフォーマンスを見る時には、「あ、あの紙アイロンかかってるんだな・・・。」と思いながら見ると、いつもよりも楽しいかもしれませんよ。
コロナが終息したら、是非私の書道パフォーマンスをご覧くださいね。