魂の再発見 | 小人物改め中人物ブログ

魂の再発見

脳と仮想。
読んでいるうちに、
やっぱり、どんどん刺激されてきた。

デカルトが、
物質と魂の二元論について書いて、
そのあとそれを忘れている、
って書いてあっておもしろかった。
なんでやねん。

読んでいて、
たしかに僕も科学的世界観に依存しすぎていたのだと反省した。
物質としての脳の活動に、
おまけとして意識が付いてくるという「随伴現象説」が、
世間では有力ということになっているらしい。
精神はおまけです、ってことにすることで、
科学的世界観をとりあえずは維持できるという意味で、
「随伴現象説」は便利だ。
でも便利なだけだ。
改めて考えてみると「二元論に立ち返ってはいけない」わけではない気がする。
精神がただ精神として存在するということが否定されているのは、
科学的世界観に(今のところ)組み込めないからに過ぎない。
大げさに言うと僕(たち)は科学的世界観の奴隷になってしまっている。

よく考えたら、
「自分の意識があるということ」ってとっても確からしいじゃん。

うーん、反省。