月亭希遊。発想が翔んでいる面白い新作落語【巻き舌職人】❗️について〜三題噺と関連づけて




月亭希遊。1988年5月生まれ。34歳。

滋賀県愛知郡出身。

2017年11月、月亭遊方に入門。3番弟子。


🟢2020年8月から、ライブ配信アプリSHOWROOMにて、

毎日欠かさず、三題噺を発表し続けている❗️


🟠コロナ緊急事態宣言の自粛期間中に、

ショートショートにはまり、

色んな作家のショートショートを読み漁った❗️

自分でも、noteに不定期で、ショートショートを執筆している。


⚫︎以上から、はまると熱中してしまう性分だというのが、分かる❗️



🟢三題噺から作られた代表作が、

新作落語【巻き舌職人】である。



ある男が、巻き舌しゃべりの元ヤンキーに、

またカツアゲされた。

悔しくて、巻き舌で言い返したいんだけど、巻き舌ができない。

🟡【巻き舌ができるようになります】の広告を見つけて、山奥にやってきた。


『こっち入りーな』めちゃくちゃリーゼントな、歯のないお爺ちゃんが出てきた。


巻き舌ができるようになりたいと言ったら、

【ここは、巻き舌を教えるのではなく、

巻き舌を作っている❗️】


訳が分からず、

呆然として立ち尽くしていると、

お爺さん、

【一から舌を作っている。

上アゴの皮、めくれるやろ。

それを、こねて、つめてつめて、集めて、べチョーとつめる。言わば、深爪のハシリ❗️


そこにあるブルーシートをめくると、

たくさん、ピチピチと動いている。

水じゃなく、ポリデントの中でね❗️


そして、ストロベリー、チョコバナナ、抹茶ミルクなどの味も付けて。】


男が【自分の皮で作ってほしい】と希望を述べると、お婆さんが出てきた。

なんと、ワンレン・ボディコンのお婆さんが❗️


そして、お爺さんが長い工程の巻き舌作りに励み、

見事に出来上がった。サバ缶味で。


お爺さん、男が巻き舌を言えるようになったか、

調べるために、

テストで、【お前、えー加減にせーよ】を言わせようとするが、

ラ行の言葉がはいってないのに気づく❗️

という小ネタも入れつつ、


男は、上手に巻き舌が出来るようになった❗️


それを見て、お婆さんが、【私も巻き舌がほしい】と言い出し、

お爺さんとお婆さんがイチャイチャして・・・


                (完了)




【巻き舌を作る職人】という目の付け所は、意外性があって、良いと思う。


しかし、

まず、巻き舌がテーマなら、

巻き舌を使った言い合いとか、

変な巻き舌しゃべりとか、


【巻き舌での面白いやり取り】が出来ただろうに、

巻き舌しゃべりを披露するだけだったのは、

もったいないと思った❗️

(おいでやす小田を見習えば、とは言わないけれど)



もしかすると、

【三題噺】をたくさん作っていると、

話題を広げる方向に頭が働いて、


すごく重要な【どこが面白いのか、その部分に集中して、面白さをふくらます作業】が、

少し手薄になっているのかな、と思ったりする。



ショートショートに今はまっているみたいなので、

いつか、ショートショートをベースにした新作落語が出来上がるのを、

楽しみに待ちたいと思います。

〜〜〜ピン芸人のBKBを、ライバルだと思ってね❗️