続き・・最後です!^^
3.抗がん剤は、免疫細胞が元気な状態でないと効果が無いとい
真実を知ること。
みなさん、ご存知ですか?
マウスの実験で、
1)免疫細胞を取り去ったがんマウスグループ
2)免疫細胞が、比較的元気ながんマウスグループ
に分けて、抗がん剤(DNA阻害剤)を投与したところ、
1)グループは少しも小さくならず、がんはどんどん増殖し、あっという間に
亡くなりました・・・
2)グループは、SD、PR、CRと、なったわけです。
所詮、DNA阻害剤も免疫細胞との協力関係があるからこそ、
効果があるのです。
4.その究極が、免疫チェックポイント阻害剤です。
がんによる免疫抑制を解除し、健常者レベルの免疫活性化状態に戻して
あげれば、
自然とがんを異型細胞と認識し、一気に攻撃をしかける。
それにより、長期間SDまたは、徐々にPR、更にはCR(消滅)する患者さんが
70%近くにもなるわけです。
5.総論
ということで、現在に自由診療としての免疫細胞治療は、
よきタイミングを狙い、
標準治療との併用開始することで標準治療の耐性を出来にくくする。
新病変が発現しにくくなる。そういう効果が充分に期待できます。
但し、高額のため、裕福な患者さんでないと、
長期間継続が困難な治療でした。
※しかし、ここへきて、免疫チェックポイント阻害剤承認が半年~1年半以内
という
限定期間と考えれば、なんとか、標準治療との併用継続は、
一般サラリーマン年収の方でも、可能な金額となるのではないでしょうか。
よきタイミングでの併用実施は大いに意義のある治療と私は分析し、
この5年間実施し、実際に成果を上げています。
但し、個人差はありますから、半年継続しても進行するようであれば、
それは、効果がないのは歴然としているので、中止すべきでしょう。
6.補足
分子標的製剤を使用している患者さんは、耐性出来る前に、
是非是非、免疫細胞治療併用をお勧めします。
作用機序的にも最高の組み合わせだと考えます。
私の知り合いでも、タルセバ+活性化自己NK細胞移入治療を開始し、
ミリmm単位のまま、3~4カ月不変です。
以上
ちまたの混乱した、ミスリードを防ぐために、整理しました。
免疫細胞療法成功日記クン(沼袋健太)より