こんにちは。
巷の情報(書籍・標準治療どっぷり医師・ブログなど)では、
免疫細胞治療を緻密且つ最新治療情報収集とその分析もすることなく、
単純に自身や周囲の投与体験、統計学に翻弄され、思考停止に入り、
完全否定するものが未だに多いのですね。
これでは、何を信じていいのか??と思いたくなるのも無理は
ありません。
では、一度分析・整理しましょう。
1.現在の自由診療としての免疫細胞治療は、活用方法が重要ポイントです。
1)現在の自由診療としての免疫細胞治療だけで、進行がんをコントロールする
ことは、確かに困難でしょう。
2)何故なら、私が昨今ずっと、これから間違いなく進行がん治療の主軸を
担う
免疫チェックポイント阻害剤のメカニズムをご説明してきた通りだから
です。
3)進行がん(例えば全身数か所転移病巣があるなど)は、免疫細胞に抑制を
かけてきます。
従い、いくら培養した免疫細胞(キラーT細胞、NK細胞)を
体内に戻しても、
抑制をかけられてしまうので、相当な培養量にして、がんの免疫抑制を
かけるパワーよりも運よく凌駕することができる時でない限り、
それ単独で、効果を得るのは厳しいと云えますよね。
4)では、どうすれば、免疫細胞療法がうまく活用できる可能性が高まるの
でしょうか?・・・
飽くまで、私の免疫チェックポイント阻害剤作用機序理論に基づく、
且つ、私の実践効果による仮説ですが。(精度は高いと思います)
5)これから、多くのがん種で適応になる免疫チェックポイント阻害剤
(抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体)の作用機序に近い状態を作り上げる
1つの治療として、
取り入れることが効果を発揮でき最大のポイントであると考えます。
・・・・続きあり
沼袋健太より