特筆すべきは、ケガール・ムサシ選手だな。(後述するけど、菊野選手も凄い)
この選手、ヒョードル選手の弟子と言えるだろう選手。
戦い方がそっくり。

そして、ヒョードル選手の姿勢、ムサシ選手の姿勢http://www.youtube.com/watch?v=ybr5wh7Dfhk
http://blog-imgs-34.fc2.com/s/y/s/systemablog/s_R0025985.jpg
(画像が見れない場合はこっちの方が良いかな?)
この1番左が俺の姿勢。
(俺が以前書いたように、週間ヤングジャンプで連載しているタフの尊皇も、今週号で同じ姿勢になりましたね。ちなみにタフは俺の回りのことをネタに漫画にした作品の一つなんですが。)

似てるよねw。そういう事です。
だからといって、俺が強いってわけではないですよ。
俺は全然練習してないし、筋肉もないから。
(仮に私が練習して試合すると、恐らくムサシ選手+αみたいな動きになるでしょう。)

恐らくムサシ選手も「無」の境地?になっているだろうな。
心が空っぽの状態で柔らかく対応するだけの状態。
(俺も対人選格闘ゲームでですが、20歳前後の時にはその境地に入ってました)

これ強いことは強いんだけど・・・(「空手に先手無し」と言われるのと同じね)、
面白味、感動、喜びに欠けるんだよね。勝っても。対戦中は努力をしてないから。
(恐らく何か目標を立てて、別の事に喜びを見出しているのでしょう。)

彼も既に現代の達人の1人なのかもしれませんね。
(俺は格闘の達人ではないので勘違いしないように。人によると、「人間の達人」だそうだ。)

勝ったり負けたりで、喜び悔しさを体感できる方が良いのか、
それとも強さを手に入れるためにロボットや亡霊のようになるのが良いのか。
難しいですな。

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菊野選手、空手の防御・鍛錬の構え「三戦」のまま格闘技の試合をしているのが凄いんだけど、
カルバン選手の打撃をほとんど見切っていて、顔面がノーガードな状態に関わらず顔面への攻撃をほとんどもらってないのがまた凄い。しかも自分から続けて攻めに行っている(やっぱりこの時にスキが1番出やすいし硬くなりやすいんだけど)。
制空圏(週間サンデーのケンイチに出てくる流水制空圏とかいうのね)を作りながら前に出て攻め続けている姿勢が素晴らしいですね。寝技での対応も見事で、締めも効かないように防いでいたし。
判定では負けてしまっていたけど、俺の判定では菊野選手が勝ってた試合でした。三日月蹴りも効いていたし。
あと三日月蹴りって実はあれ・・・・(ほにゃらら~)で、OOにやれば・・・3時間立てないアレに(割愛)。

最近の日本総合格闘技は、個性的な選手が出ていてとても良いですね。
以前は似た戦い方ばかりで、どの試合を観ても似た展開になることが多かったんですけど。

TAIKI選手は動きが硬い印象でした。


この調子でいくと、
総合格闘技の舞台で、古伝武術の理合いを用いた、
達人同士の試合の再現が観れるのもそう遠くはないでしょうね。
(ちなみにヒクソンが強い!と一部で言われてますが、それは恐らくポジショニングの重心の使い方が近代的な普通の術理では無いのでしょうね。)


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ケガール・ムサシ選手は、薬物中毒の目ではないw。無念無想だとこういう目になる。空虚な状態だとこうなるんだなー。(勿論俺も出来ます)