一手損角換わりの出だしでは阪田流向かい飛車を指してみようと思って、
なかなか機会を得られずにいたんですが、
ついに、阪田流向かい飛車が指せました。
それも2局連続。
しかしながら、指しこなすのが難しいんですね。
単純な阪田流では、常に勝つ事は難しいような気がしてきました。
まぁ、今今に諦めたりはしませんが、
少しずつ改良して、行こうと思います。
向かい飛車 絶妙の詰みがあったの巻
先手 | 7段 |
後手 | 私 |
第1譜 苦手な角換わり | 途中図(△3三角まで) |
初手からの指し手
少しずつ勉強しているものの、角換わりは未だに慣れない。手順を一通り覚えても、一触即発の厳しい中盤感覚が、感性の部分まで染み込んでこないのだ。 よって、この出だしでは阪田流で逃げられれば良いなぁ、と甘い事を考えている。オールラウンドプレイヤーになりたい、という主題から外れてしまうのだが、結局角換わりを覚えるにしても、保険を掛けた上で戦いたい、という気持ちも湧いている。そのくらい角換わりが嫌いなのだ(苦笑) |
第2譜 オリジナリティ | 第1図(△2二飛まで) |
第1図からの指し手 将棋は言うなれば「お米」のようなところがあって、醤油で食べても、海苔で食べても、卵を掛けても美味しい、みたいなところがあるのだが、調子に乗って変な味付けをして、「お米」の持つ本来の美味しさを消してしまっては意味が無い。 それが分かっていても、第2図から私は、過剰な味付けをしてしまった。オリジナリティを加えるのは難しい。 |
第3譜 無理だった動き | 第2図(▲9六歩まで) |
第2図からの指し手 |
第4譜 粘る | 第3図(▲3八飛まで) |
第3図からの指し手 というわけで長手数を一気に進めてしまうが、ひたすら決定打を防ぐ辛抱の運びである。特に△2七角を利かしておいて△5四角成を作るあたり、悪いながら最善を尽くしているつもりだった。 しかし、あっさり竜馬交換しての▲3四歩が厳しく、劣勢である。 |
第5譜 急転 | 第4図(▲3四歩まで) |
第4図からの指し手 |
第6譜 猛追 | 第5図(△4六桂まで) |
第5図からの指し手 ▲4七角△5八桂成▲同 角が私の見えなかった粘り。竜取りで角を打ったようだが、真の意味は△4八飛成に▲4九歩を用意したという事だ。△4七銀はこの場合の迫り方だと思ったが、緩かったかもしれない。▲同 角と食いちぎられて、小駒の雨を降らせてきたのが厳しかった。先手は金を持っているので、底歩を取られてもはじき返せるのが大きい。 |
第7譜 問題の局面 | 第6図(▲7五桂まで) |
第6図からの指し手 この金を見て私も観念した。△4九龍上と入り、▲5九金の竜取りに△3六角と攻防に据えたが、これは半分形作りのような気分だった。 第7図では後手玉に詰みがある。 |
第7譜 辛勝 | 第7図(△同 龍まで) |
第7図からの指し手 |
総括 | 投了図(△8四歩まで) |
本局はアイディアを練らないまま実戦で使った一局。こういった将棋では往々にして苦戦に陥ってしまう。 しかし、その後はなかなか粘ったと思う。苦しい将棋を粘って挽回するのも、私のパターンの一つである。 |
さて、私の玉に詰みが生じていた局面を再掲しましょう。
後手玉の詰み手順は・・・あ!
この辺で時間が来てしまいましたので、
答えはまた後で!
腕自慢の方は頭の中で、
腕に自慢が無くても盤に並べて、是非考えてみて下さい。
ビックリする手筋があって後手玉は詰みますよ!