米と櫃と升。

個人的に最も万能な例え。
けど何かもっと格好の付くいい例えはないかとも思う。

「流れる水は留まると腐る」

腐った水は流れをもって清さを取り戻せるのだろうか。
風は優しく、波穏やかに。
ただ空高く、道遠し。

何故に惑わずにいられましょうか。
示されてきた道達の、慈愛の程を知りながら。

何故に臆さずにいられましょうか。
選ばれてきた道達の、決意の程を知りながら。

何故に惜しまずにいられましょうか。
外されてきた道達の、覚悟の程を知りながら。


それでも進まずにいられましょうか。
想いの深さを知るが故に。
業の深さを知るが故に。
祈りの深さを知るが故に。



かつて通った道達に感謝を。


私はここまで来ました。

昏き海原に漕ぎ出でて 貴方は一人謝罪を行う
貴方は涙で身を清め 罪に染まりし今を沈める
罪を顧みることなかれ 共に溺れたくないのなら
岸辺へ帰りし暁には 幸福が約されていることでしょう


深き沼地に分け入りて 貴方は一人贖罪を行う
貴方は泥で身を固め 罪に染まりし過去を埋める
罪を引き摺ることなかれ 共に嵌まりたくないのなら
大地へ帰りし暁には 自由が約されていることでしょう


屍の山に登り詰め 貴方は一人断罪を行う
貴方は血潮で身を洗い 罪に染まりし未来を誅する
罪を恐れることなかれ 共に斃れたくないのなら
地上へ帰りし暁には 栄光が約されていることでしょう


ネット小説「傾城の花」を思いながらつらつらと

公主たちの生き様を忘れぬように

世の理は総じて泥水のようなものです。
飲めば飲むほど澱みに冒され、しかし人は渇望のままに自ら口にします。

今の私にできることは上澄みを得るために嬉々として泥を掻き出し、
その度に濁る水を見ては涙することだけです。

私の理は、いつも濁っています。
今を生きる人は昏い
知らぬ事すら知らぬが故に

未来を生きる人は危うい
求める事しか求められぬが故に

過去を生きる人は脆い
耐える事すら耐えられぬが故に


今を知る人は聡い
己が無力を悟るが故に

未来を知る人は強い
己の則に従うが故に

過去を知る人は儚い
己に世界を宿すが故に


そして
今を解る人は・・・



それ以上は未だ知らず
ここが今の俺の限界

12/31 加筆訂正
一つ一つは土くれなれど
寄りて固まりて礎となる
拠って立つ者を悉く支え
彼の者もまた倒れし後に還り往く
落ちし種は惜しみなく育み
降りし雨は腹の底に貯めし
沈黙と盲目の代弁者
地よ 大地よ 大いなる父よ
踏み躙られようと
唾を吐きかけられようと
決して上に立たぬものたちよ
無数の屍と
無数の魂が
力を生み
命を産み
今日もまた 世界は彼らの上で在り続けるのだろう

12/20 加筆訂正
金の絡むところに信頼は無い

けれども彼らとの繋がりもまた信頼でしか有り得ない

知ってる自分と
分からない自分がせめぎあって
削れた部分の心が堪らなく虚しい


甘くて何が悪い
畜生め