こんにちは、書の佑嘉です!
今回のテーマは「展覧会について」です。
まず、展覧会と一口に言っても色々あります。
①いわゆる「公募展」と言われる賞がつく展覧会
②賞がつかず、純粋に作品を見ていただくことを目的としている展覧会
③主に自治体や美術館、博物館等が主催する「美術品」を展示する展覧会
大きく分けると上記の3種類になると思います。
順に解説していきますね。
①公募展
賞レースを目的とした展覧会です。
大きいものは「日展」が有名です。
書の分野において最も権威がある展覧会とされています。
主な出品目的は
「賞レースに参加することによる実力向上」
になると思います。
展覧会にもよりますが、ある程度力が無いと出せないのと、
それなりの出品料がかかることが多く
本気で賞を狙って日々研鑽に励まれている方が多いです。
見に行くのは誰でもOKですが、出品することに関しては
どちらかというと上級者向けと言えると思います。
小森の見解としては、出品できる範囲で参加されるのがおすすめです。
賞レース有りの展覧会は「受賞すれば嬉しい」ですし
「落選」でも受賞作品を見に行くことで自分の作品に何が足らなかったのかを学びに行く事ができます。
(御本人の姿勢次第ではありますが)
お金をかけた分のリターンはありますよ。
②賞レース無しの展覧会
主にグループ展、社中展、個展等が該当します。
賞はつかず、純粋に作品をお客様にみていただく展覧会です。
感想をいただいたり、人の作品から刺激を受けることを目的としています。
小森の見解としては、こちらの方が気軽に出品できることが多いため、
初心者の方でも参加できることが多いです。
書の佑嘉の母体団体では、一年に一度社中展を開催しております。
目的は「生徒の皆さんの実力向上」です。
展覧会が無いと、なかなか作品を表装したり
指導者以外の人目に触れる機会は無いと思います。
・作品が人目に触れると思うと頑張れる人が多い
・他の方の作品を見て刺激を受けたり参考にしたりできる
・見に来てくださったお客様からアドバイスをいただける場合がある
こういったメリットがあります。
たまに、「教室の広告のためにやってるんでしょ」と仰る方がいらっしゃいますが…
展覧会って準備するの凄く大変なんですよ!
「広告を第一の目的」として展覧会を開催するのは
はっきり申し上げますが、割に合いません(笑)
広告打った方が早いです。
たまに展覧会きっかけで入会される方もいらっしゃいますがそれは副産物なんです。
実際にうちの社中展はお客様に
「生徒さん、年々上手くなっていってるね」
とお褒めのお言葉をよく頂戴します
そのくらい、自分の作品が人目にふれるって大切なんです!
「展覧会?面倒くさい!」なんて仰らずに、
是非積極的に出品してくださいね
③美術展
歴史に残る名品等の展示を自治体や美術館、博物館によって行われる展覧会です。
存命の作家作品が扱われることは少なく
場合によっては国宝や重要文化財が展示されることもあります。
小森の見解としては、こまめに情報をチェックして
開催されているのがわかったら是非見に行って頂きたいです!
後に記事にしようと思いますが、「臨書」をするのに
古典や古筆を参考にされると思います。
その古典や古筆を「実物」で見るのと「本(印刷物)」で見るのとでは全くの別物です!
チャンスがあったら積極的に見に行ってくださいね。
どれも大切な展覧会ですが、
それぞれ目的が違うということが伝わりましたら幸いです!
上手に利用して腕を磨いていきましょう
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