久しぶりのブログになりましたね。
ちょうどジョイアスも一年経ちました。
ピアノ、作曲、和声など多種に生徒様が学んで下さっています。
新しい一年は、溝の口教室だけでなく新たに、出張レッスン等も本腰を入れる予定ですので、
どうぞ身近に音楽とふれあう機会を様々ご提案出来ればと思います。
さて、先の
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
私の、
ゴールデンウィーク中は、実にクラシック三昧でした。
丸の内のクラシックの祭典
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」
ご存知でしょうか?
これから夏になると
サマソニ
など、
ロックフェス
が
次々に開催されますが、それらの
クラシック版です。
東京駅周辺のモール吹き抜けや、ギャラリー、
国際展示場ホールなど
10か所近くで一日100団体近いアーティストが
クラシックに特化した公演や映画を行っているといった内容です。
勿論、大きな会場付近には出店などもあり、食事を食べながらでも楽しめます。
意外と知り合いも沢山鑑賞しに行っていたようで、
私は二度目の参加でしたが、知名度の高い祭典なんだなーと改めて実感しました。
さて、私の活動は
クラシックをベースにした作品の創作
(特に現代音楽、現代美術、前衛音楽)の公演や展示の発表がメインとなります。
今回は少しだけふれてみたい
私が、好きな
前衛に特化したおススメアーティストベスト3
をお届け。
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第3位。コンテンポラリーダンサー 森山開次
世界的にも評価の高いダンサーさんですね。
コンテンポラリーダンスってなあに?クラシックバレエやジャズ、モダンなど様々な踊りをミックスさせた
現代舞踊の一種です。
後にも書きますが、
モーリスベジャールという振付家が、
創作した現在のコンテンポラリーダンスの礎の一つともいわれる作品に、
学生時代研究していた
ミュージックコンクレートというジャンルの音楽を使っていたこともあり、
抽象的な表現法の一つであるこのジャンルに興味をもち始めたわけです。
森山開次さんは、
「NHKの身体であそぼう。」という番組や、
かつては
「情熱大陸」に取り上げられたり、
写真の通り、
独特の風貌から役者としても活躍されています。
コンテの公演は、何度か企画主催しましたが
(今秋も都内で予定しています)
いつか、一緒にやってみたいアーティストさんの一人でもあるわけなんですね。
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第二位フランソワベイル
本当に、
知る人ぞ知る作曲家といった方です(笑)
さて、今から10数年前、まだ学生だった頃に出会いは遡ります。
当時私は、
コンピュータと音楽を学ぶ学科に属していました。
そこで出会う先生が、
電子音響音楽と呼ばれる
(※注 電子音楽と言うと
エレクトーンやテクノ、トランスなどと誤解されやすい ですが
ここでいう電子音楽とは
クラシックから派生した、電気的に音を加工した音や素材を構成し
音楽を組み立てていく、現代音楽の分野のことです。)
ジャンルの
国内有数の作家であったため、
その教えを乞ううち、研究にのめり込んでいったわけです。
■ミュージックコンクレートの創作ある時は、一切楽器の音を使わず、
自然界の音、(たとえば電車の音や、雨風の音、川の流れる音、食器などの生活音)
だけを録音し、それを何トラックも並べ、音楽として表現した
ミュージックコンクレートというジャンルの創作。
■ライブエレクトロニクスある時は、コンピュータに自作のエフェクトを、何パターンも作成し、
生の楽器ヴァイオリンやサックスの生音をマイクで拾って、
エフェクトを掛けながら即興演奏させる作品。
■コラボレーション企画現在にも続きますが、それらのジャンルを、他アーティスト(画家や、先に書いたダンサー)などと
コラボした作品の発表。
などを創作、発表していたのですが、
その中で、出会った革新的なアーティストさんが、
この
フランソワベイルという作家さんだったわけです。
一般的にこれらの音楽は、
抽象音楽にあたり、
調性感をもたないため
聞き手にとっては、
難解な音
となるわけですが、
このフランソワベイルは、視覚と聴覚双方の効果として、
音響スピーカーを、何10個と会場に並べ、

※イメージ的に、映画館は5.1chと言われ、
5個のスピーカーと1つのウーファー(低音域のみの出るスピーカー)で構築されていますが、
これの場合は、その何倍もの立体空間を再現できるわけです。
これにより
超立体サウンド、
音と音とが自由に飛び回る空間。
の演出を可能とし、
また、これらのサウンドを、自身が演奏するかのように操作できるよう
アクースモ二ウム演奏というシステムを構築しました。
現在でもこの手法を受け継いだ、
コンクールやコンサートなども世界各地で行われているほか、
国内でも、フェスなどが開催されております。
私も、何度か出演させて頂いております。
参考までに
富士電子音響芸術祭※毎年1回、山梨県の某村の一部を借し切り設営し、開催されています。
お酒、食事などなどの出店や、キャンドルアート、特設のお風呂、
テントを張って夜通し、ライブなどを楽しむことも出来ます。
そんなわけで、
私の創作に影響を受けたこちらのアーティストが第二位です。
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さぁ、もうここでお腹いっぱいといった所でしょうが、ここからが
いよいよ
第一位
の発表です。
私の知る中で、最も最初のインパクトが強かった方をノミネートしてみました。
第一位はじゃじゃん!!!ジョン・ケイジたまーに、雑学番組などにも登場するので、ご存じの方もいらっしゃるかな?とは思いますが、
彼の代表作と言えば
4分33秒あ、これが
タイトル名です。
どんな作品かはこちらを。
なんと、
最高音質で聞けます!!!うん、いかがでしたか?
「あれ?音が出ない。」そう思った方もいらっしゃるでしょう。
そう思った方
大正解です。
この曲は、4分33秒間、
ピアノに座ったまま
なーんにも演奏しない曲です。
曲の解説としては、
偶然を偶然に、結果をあるがままに受け入れる音楽。
ということです。
うーん、もっと分かりやすく言うと(笑)
ジョンケイジが言いたかったことは、この作品を発表するに当たり、
お客のざわめき、拍手、小さな偶然の物音、それらを含めての作品。
という
「無音の音楽の中にある音楽を作曲をした」という解釈です。
作曲家と言うのは、譜面上で記譜し演奏家にある程度の制限を与え、
作品を操作することができます。
しかし、それらを聴衆に効かせる場合、
偶然の音、不測の事態、それも含めてこそのライブ間という考えも有り、
そこまでを作曲家が完全に制限することは、物理的に出来ないわけです。
究極の 原点ですが、
個人的には彼の作品からもっと
音楽は自由で良いんだの発想に繋がっています。
例えば、制限の中でも、ライブ感であるとか、
即興的な部分を(ジャズなどでもあるように)奏者や表現する側に、
ある程度は委ねてしまおう。
その方が、
作品を作曲者自身が描く以上のプラスアルファが
引き出せるかもしれない。
そうすることで、作品を活かし、奏者や表現側の感性も活かす
相乗効果の作品が作れるのでは無いか?
今現在も創作するうえで、大事にしている発想や驚き、そしてもっとも基礎的な部分を、
学んだ作曲家でもあるわけです。
ジョンケージについては、様々な逸話や作品を世に残していますので
彼について気になる方は、また今度レッスンでお話ししましょう。
それでは、長々と書きましたが、私が好きなアーティストを自己満足気味に書いてみました。
たった三名というのは酷なくらい、もっともっと素晴らしい前衛芸術家達はおりますし
様々な影響を受けてきました。
少しずつブログでも紹介できたらなーと思っています。
それでは、今日はこの辺で。さよなら。
