港のオトコ★.。.:*・の、巻。(11/7)

それは、おもむろにはじまりました。
港について　船をくくりつけたら　突然はじまりました。

そうです。　捕ってきたらおいしくいただくための仕事があります。

一体これは　包丁なのか、ナイフなのか？
それともなにか違う道具なのか？

船のヘリにオシリを置いて　釣果を確かめながらの下ごしらえは　楽しいです♪
しかもね、　みんな　はやいのなんの!!

しゃっしゃっしゃっ　はい　ウラ　しゃっしゃっしゃっ
はい　おなか　はい　エラ　はい次っ
さっきまで泳いでた魚たちだから　しっかり堅くてとってもやりやすかったけれど
でも　あんな風にはとてもできないよ

同じグルクンでも　みんな模様がちがうし　おもしろいっ
ひれとかもちがうのがあったり　おもしろいっ
ニンゲンだって　そうだもんねぇ

船の上でさささっとさばき

海の水で　さささっと洗い

捕りたてさばきたての　内蔵やなんかは

また　ほいっとこの透明な海に戻す

魚の生臭いにおいとか　水面に浮くアブラとか　ここには全くない

スナオさん達がこうやって漁に行くのは　いろんな条件がピタリとあって
行きたくなったときだけ

ここで暮らすひとたちとここの自然は　本当にいい関係なんだろうな。
すごいことだな。

おー、そうだ!!
にやりと笑って　１匹のグルクンをさばきはじめました
うふふ、船のヘリです。

サシミ包丁？　醤油だぁ？　んなもん　とれたてのグルクンにはいらないねっ

必要なのは　ホンモノの海人(いんしゃ)と簡単なナイフだけ。

ほいっ　たべてみれっ　これが、グルクンだっ
やったー!!　いただきまーーーすっ
＜グルクンのサシミ＞だよーっ

うまいっ
きゅっと　うまいっ　あ～しあわせっ
さかなのあまさ　海のしょっぱさ　このシチュエーション!!
最高ーーーっ♪　

撮影はつづいてますね。
やっぱり　ほとんど捕れなかったんだって。
でも　これから　捕った魚を焼いて食べなくちゃなりません。

やさしい　うちの船長は
＜オレが行かなかったから捕れなかった、少しわけてやるけどいいよな＞って
見栄えの良さそうな魚を　TVのほうに持っていきました。
歓声が上がりました。　かっこいいっ!!

6人でやるから　あっという間にできあがり♪
さぁ　船を下りろ!!の指示がでました。
船長たちは　船の掃除片づけを　これまたムダのない動きでどんどんやってます。

ここにあるものを　少し動かしただけ。
循環の範囲の中で　少しいただき　少しもどした海は
来たときと変わらない　きれいなきれいな海。
なんだか　いい意味でとてもショックでした。

＜おう、今夜は一緒に飲もうなぁ。＞
笑顔の船長の言葉。
＜宿に行って　シャワー浴びてやすんだら　夜うちに来いよ。
釣った魚を食べながら　飲もうなぁ。＞
はいっ!!

たけこさんが　宮古あずきのお赤飯を持たせてくれた。
興奮して　船の上では食べれなかったんだ。
ワタシの大好きな　月桃の葉でくるんであるよ。

落ち着いたら　おなかがすいてきたよ。
おにぎりをかみしめながら　この日の宿に向かいました。