介護職の不足が言われて久しい。今後5年位で閉鎖する事業所が、現在よりかなり増える。私の活動地域でも短期入所が休止した特養がある。また、認知デイが2箇所休止した。介護職員の不足はケアマネの不足に直結する。だった、ケアマネは介護福祉士出身が全体の7割程度を占めているから。ケアマネの試験合格率は昨年度1割を切った。受講するべき研修が多く、5年ごとに更新研修の受講(88時間、32時間など)が義務付けられている。先日参加した研修でも介護職の不足とともに、CMの研修負担について、愚痴が出ていた。10年後には間違いなく、ケアマネは最も人気のない、人手不足の職種となるだろう。
震災を受けて、熊本市内・周辺の病院機能がズタズタになった。人吉球磨の基幹病院でも患者受け入れを行っていたが、民間への依頼も始まった。人工透析が水不足のためできない所が多いようだ。病院だけでなく介護施設も限界だと聞く。震災の影響というのは、これから本格化する。覚悟が必要だ。
水月の矩についてネット検索していると松岡正剛の千夜千冊に記載があり、驚くやら懐かしいやら。この、水月の矩の意味を考えると、自分の考えていたケアプラン思考過程の一つの方法論である8分割思考過程表が意味深くなるというか、説明がつく気がしてくる。波打つ水面にうつる月影・・・。一つの波の中の月影に気をとられていると、他の波に映る月影のことは見えなくなる・・・。また、波は常に動いており一か所に同じ形で止まってはいない。物事というのは、全体をみる目と細部を見る目両方がなければ本質が見えない。大切な物を見失ってしまう。動いているものについては特にそうである。時間軸まで入ってくる。全体に気を配りながら見る目ができると細部まで見通すことができるようになる。ということだろうと思う。いわば、見の目と観の目を合わせて持つこと、だと思う。時には見の目、時には観の目ということでは無いと思う。同時に持たなければいけない。また、柳生宗矩のいう、心を返すということにも関心。キーボードのホームポジションキーを連想する。一旦打ち出した技のあと直ぐに元の位置に心を返すことの重要性を説く。心を残してはならない。元の位置に帰るべきであるのだ。相談職の距離感の重要性を言われているような気がしてくる。8分割を考える場合にも重要な示唆を与える。思考ではなく思構という言葉にも・・ああ、憧れるなあ・・それにしても松岡は偉大だ。
