1年前。


混乱した状況から少し落ち着き、残りの時間を大切にしようという雰囲気を勝手に感じていた中で。


私はまだ漠然とした不安を抱えていた。


たまたま2人で話す機会が出来て、話しづらいであろう話題を幾つか振った。


いつものように言葉を選びながら答えてくれた。


最後に思い切って、不安をぶつけた。


「急に居なくなるんじゃないかってずっと不安だった」と。


「俺はずっと居るよ。俺が最後まで守っていくから」


その言葉と優しい声が、脳裏に鳴り響いている。






この1週間。


胸の奥から込み上げる得体の知れない感情のうねりを押さえつけ、悪夢が醒める日を待っている。


悪夢なんかじゃないって頭では分かってるのに、心は拒絶し続けたまま。


それでも1ヶ月後には否が応でも現実を突き付けられる。


もちろんその時は全てを受け止める。


だから今はもう暫く、気持ちと記憶を見つめながら緩やかに過ごしていきたい。


今日も明日も深呼吸。

今年は満開の桜が長持ちしていたので、あちこちに咲く桜をたっぷりと楽しみました。



わざわざお花見なんか行かなくても、綺麗な桜を見て満足。



春には暖かい記憶や優しい別れなどがあって、毎年違った記憶がよみがえっては切ない気持ちになります。



でも今年は芸人さん達のライブへ通って、無心で笑って楽しい時間を過ごせてた。



こんなに切なくない春なんて、いつ以来か分からないくらいに。








来年、新元号になった最初の春。



私は桜を見上げる事が出来るのだろうか。











まだ現実を受け入れられない。