第十六話 必然着いたまでは良い。顔を出せば、藤川家から俺の親に連絡が入り、すっ飛んでくるだろう。と言っても、藤川さんはやすやすと離れてくれない。仕方なく、藤川さんの両親に夜分遅くにも関わらず、挨拶しに行った。怒られはしなかったが、すぐさま連絡が親に入り、家までは楽に帰れるが、説明が面倒になった。帰り道で説明させられ、親に「絶対にあの子はやめておきなさい」と言われたが、正直この時はまだ意味がわかっていなかった。