どうも、少年Hです。

先日の続きをお話しします。

塾が２月から年長クラスになり、月に２回平

均で模試が行われていました。春先は平均

点前後を行ったり来たりしていましたが、

GW前あたりから平均点を超えることが無

くなり、７月の10回目の模試の時にはと

うとう全体の下から３番目という不名誉な

結果を出してしまい、それを見た妻が強い

ショックを受けて寝込んでしまいました。

翌日の晩に、妻と２人でこのまま続ける

のか、それとも止めるのかを話し合い、

妻はほぼ止める方向で考えていたみたい

ですが、私は本人の勉強の様子を見てい

て、理解できていないとは思えなかった

ことと、本人がやりたいと言って、私た

ち夫婦が前面的に後押しすると決めて始

めたことを、娘の気持ちも確認せずに一

方的に止めるのは違うのではないかとい

うこと。また、途中で止めさせる事で、

娘に勉強についてネガティブなイメージ

や、止め癖がつくのではないかと危惧

したため、どんな結果であれ、最後ま

でやり切ってみようとはなしをして、

何とか妻を説得することが出来ました。

妻と話し合いをした次の日に、娘の気

持ちを確認するため、リビングの椅子

に娘を座らせて、

　・今、塾での勉強が楽しいか？

　・今回の模試の結果をどう思っているか？

　・お医者さんの夢はあきらめてないか？

を確認しました。

私の質問に対して、娘が

「ひなちゃんは、ママの頭の病気を治すと決

めてるから、お勉強頑張るよ。テストは時間

が足りなくて書けてないだけ。」

私は娘の発言を受けて、ハッと過去の模試の

結果を見返しました。確かに、テストの点数

としては平均点以下だったが、回答している

箇所だけみたら、正答率が８割を超えて

いたのです。

娘のやる気も変わらず高かった事と、解決策

が見つかったこともあり、ここからはどうやっ

たら娘の回答スピードが速くなるかを考え、

妻と話し合い、塾で出た内容でフラッシュカー

ドにできるような内容はネットから似たよう

な絵を見つけて、イラストレーターでまとめ

て同サイズに加工してカードにしたり、授業

のプリントは回答前の綺麗なプリントをもらっ

て、家でコピーして繰り返し取り組ませる。

今まで塾から出された宿題＋α復習という勉強

から、やり方を変えることにしました。

他県も同様かはわからないですが、

小学受験の問題は、

　・季節の行事

　・季節の植物

　・しつけ（畳む、結ぶ、納める）

　・記憶（物語を聞いて、問いに答える）

　　　※ももたろうなどの日本昔話や、

　　　　グリム童話が多い

　・運動（ボール投げ・縄跳び・鉄棒・

　　　　　平均台などを総合的に行う）

　・行動（立つ時・座る時の姿勢・話を

　　　　　聞く時の姿）

　・発表（質問に対して的確な回答が出来

　　　　　ているか？）

　・算数（図形・足し算・引き算）

　　※但し数字ではなく記号で回答

　　　例）リンゴが２個・イチゴが３個ありま

　　　す。併せて何個か？〇で答えを書いてく

　　　ださい。(答)〇〇〇〇〇

　　などなど...

これを、塾のプリントを参考に、オリジナル

資料を作成してひたすらやり続けました。

ここで、一つだけ気を付けたことは、娘が

嫌になったら無理せず止めて翌日に仕切り

直したり、別の課題に切り替え好きな項目を

させたりしました。

とにかく、娘が勉強嫌いにならないようにだけ

は注意を払って取り組んでいきました。

どん底の結果を受けた次の回（11回）のテストは、

その成果があったのか、久々に平均点を超えて何

とか持ち直したのですが、その後は、また平均点

から引き離される時もありました。

ただ、私の肌感覚で、確実に娘が回答するスピー

ドも速くなり、正確性もより増している事と、

塾の授業中も積極的に手を挙げて発言した回答

はすべて正解している様子を見て、これなら受験

できるレベルまでもっていけると確信がもてました。

模試も最後の２回（19回・20回）に関してはどち

らも平均点以上、特に19回模試では、男女別の成績

で女子10番以内に入り、娘本人も大きな自信となっ

たみたいで、私たちに誇らしげに結果表を見せつ

けてきました。

※当時のテスト結果一覧。一時完全に引き放されるが

　最後には平均を上回る結果を残す。

我が家は私立に行かせられるほどの経済力はないし、

何より、妻の叔父が国立中高出身で叔父の後輩にした

いという思いもあり志望校を選定しました。

試験当日、コロナ禍の関係で保護者の引率は１名

のみと指示があったため、私が娘と一緒に会場へ

同行しました。

到着してすぐに体育館入り口で受付を行い、体育館内

の受験番号が書かれた席に到着すると、椅子の上に

「保護者が着席してその前にお子様を立たせて指示が

あるまでお待ちください」

と書かれた紙が置かれていました。

私は、なんとなく周りの様子や先生方を見てみると

数名の先生方が何やらバインダーを持って何やら

書いている様子が・・・

《すでに審査は始まってる！》

とっさに感じた私は、娘の耳元で、

「先生たちが、かっこいい姿勢で立っているか

チェックしているから、頑張ってじっとしていて」

と言うと、娘は小さく頷き、ぐねぐねせず頑張って

約３０分間強の時間を耐え抜きました。

周りの子を見渡しても、じっとしている子もいれば

すぐにお母さんのいる後ろを振り返ったり落ち着き

のない子供たちも見受けられました。

そして、試験本番が始まりましたが、その様子は

親は見ることが出来ないため、ずっと体育館で座って

待っていたわけですが、２時間ぐらい経過した頃に

娘が戻ってきたので、

「どうだった？」

と聞いてみると、

「思ったより出来なかった。発表と立体図形で少

し間違えた」

と自信なさげに返事をしました。

帰宅途中は車の中で娘によく頑張った！やり切っ

たね！と褒めてましたが、本人は間違えたところ

が余程悔しかったのか、うつむいたままでした。

試験結果は２日後に発表でしたが、結果としては、

本人の努力が実り無事合格

私たち夫婦も学校の合格者の掲示板を見て大興奮

ただ、国立には一次試験合格者のみで行われる、

抽選会（二次）があり、一次合格者の中から約半分

の子がこのクジで振り落とされます。

以前は受験者がくじを引いていましたが、コロナ禍

ということもあり保護者１名が代表で出席しくじを

引くという、親からしたらかなり酷な現実が待って

いました。

我が家は一家の大黒柱なんだからという事で（こう

いう時だけ嫁は私を持ち上げる😢）

私がくじを引くことに。。。

もちろん初めての事なのでどんな流れでどんな方法

のくじなのかも分からず前日の夜はほとんど眠れま

せんでしたが、当日会場となる体育館へ行くとくじ

についての説明が始まり、

　●まずくじを引く順番を決めるくじを引く

　（男女別々に用意されています）

　　↓

　●決められた順番で本番のくじを引く

　（受験者数より一部多く準備されている）

　　↓※くじには番号が書いていました

　●最後に残ったくじを学校側が引く

　　↓

　●学校側が引いた番号を発表、その番号以降の

　　数字から定員分の数字までが合格

　　例）定員３０人の場合、学校側の発表した

　　数字が１０ならば１１～４１までが合格

という内容でした。

順番を決めるくじはさほど緊張することはありま

せんでしたが、実際の合否を決めるくじを引く時は、

順番が呼ばれるまでどの様にくじを引こうかと悩ん

でいました。その時、ふとくじが入っている箱を

見た時に、くじは全て封筒に入っていることが分か

り、その時点で私は中途半端な位置を引いて悔い

を残したくなかったので思い切って、一番手前の

封筒を手に取り、記録係の先生に提出。

そして発表されるまでは娘の努力が私の運で無

駄にならないようにと、普段お願いもしないのに

こんな時だけは、ずっと神様仏様ご先祖様に

祈りをささげていました。

そして、発表の時、代表の先生が舞台に立ち、

合否を分ける番号の書かれた紙を上下に持ち、

バッと広げて数字を発表した瞬間、合格を確信する

数字が体育館内に響き、心の中でガッツポーズをし、

ポケットの中に忍ばせていたスマホで妻に一言

「合格❗️」

とLINEを送りました。

その直後から安心したのか自然と涙が溢れ出して

きて、肩の力がガクッと抜けたのを昨日のことの

ように覚えています。

その後、入学までの説明を受け、帰宅すると

「パパ！よくやった！」

と、妻が大興奮で玄関に現れ、

娘は、

「パパ凄い❗️」

とこれまた興奮して飛びついて来ました。

翌日、塾に報告へ行くと、掌を返したように、

「おめでとうございます！ひなちゃんは合格

すると思ってました！お父さんお母さんも大

変だったでしょう。努力が報われて良かった

ですね！」

と、まあ数ヶ月前には見せなかった満面の笑み

で話かけて来たことに対して、妻は大人の対応で、

「他を勧められた事で、娘も頑張れたんだと思い

ます。色々助言頂きありがとうございました。」

みたいな事を返していました。

と言うことで、娘は行きたかった国立小学校で、

今は元気に学校生活を送っています

※入学式の時の写真。

かなり長々した上にまとまりの無い

文章で失礼しました

また、徒然なるままに日々の気づきなどを

書いていきます<m(__)m>

小学受験を自ら希望した娘の話(後編)