前に書いた入院&手術の話の続きです。
胆のう摘出の手術を終えて、好きなものを飲み食いできるようになり幸せに暮らしていたある日
仕事中だった私に突然胃痛が襲いました。
チクチクした感じでうずくまらなきゃいけないほどの大きな痛みではなかったので
周囲に「胃薬持ってませんか?」と聞いたりしながらその日の勤務を終えました。
その日の夕食は水炊きだったのすが、あまり食べることができずに自分の部屋に戻ると痛みがさっきよりも大きくなってきた気が!!
痛みが大きくなるにつれて、胃が痛いのか背中が痛いのかもわからなくなってきたのです。
とりあえず早く寝ようとお風呂に入ったのですが、シャンプーした泡を最後まですすげない位に痛みは大きくなっていたのです。
適当に髪を乾かし、布団の上で痛みにもだえながら前に手術された時のことを思い出してました。
その時お医者さんから言われてたのが、
今回は胆のうを切除する手術だけど胆汁は今後も体の中でつくられ続けます。
それが胆管とか別の所で石となって詰まる可能性もあります。
現に今こうして胆石で苦しんでいる訳ですから、石ができやすい体質なのかもしれません。
胆管が詰まった場合はまた今回のように激痛が走りますし、胆管の場合は即入院・即手術ですよ。
今度痛くなったらすぐに救急車を呼んでくださいね。
その言葉を思い出して「これ胆管に石が詰まったんじゃないの?」と恐怖に陥った私は
隣の部屋で眠っていた母親に以前お医者さんから受けた説明を話しました。
母は救急車を呼ぶ前に救急安心センターという所に
今の状態の説明と救急車を呼ぶべきかどうかの確認をとっていました。
以前テレビで救急車を呼ぶか迷ったら先に救急安心センターに電話をするようにってやっていたのを覚えていたようです。
そんな母を横目に私は激しい嘔吐のためトイレにこもってました。
わずかに食べた水炊きも全部もどしてしまい、お茶を一口飲んだだけでも大量の胃液をもどしてしまいました。
3度目の嘔吐が終わったころに救急車が到着!
初めての救急車で本来ならワクワクする瞬間だったのでしょうが、痛みと吐き気でそれどころではありません。
氏名・生年月日・いつから痛いの?どんなふうに痛いの?などの質問に答えながら到着したのは前にお世話になった病院
救急なんとかという場所に運ばれて点滴を打ってもらいレントゲンをとってしばらく横になっていると
痛みも吐き気も嘘のように良くなっていたのです。
戻ってきたお医者さんから言われたのは「虫垂炎ですねー」
「?」って顔をしてる私に「盲腸のことですよ」と説明してくださりようやく理解しました。
その時の説明としては「今すぐっていう訳ではないですが、近い将来取らなきゃいけません」と言われました。
「じゃあ今夜は家に帰れるんだ」と思っていたのですが
「では入院手続きをしますので」と病棟に案内されてしまいました。
なんでも患部が腫れて炎症を起こしていますのでとかなんとか言ってた気がするのですがあまり記憶にございません。
母も遅くまで付き添ってくれてたのですが「明日着替え持ってくるわ」と言い姉に迎えを頼んで帰っていきました。
まさか自分がこんな深夜に入院することになるとは思ってなくてテンションだだ下がりの私
土曜日にお腹が痛くなり、日曜日に入院という流れになりました。
その夜は「会社には月曜日連絡しなきゃ」とか思いながら就寝。。。
朝7時頃、朝ごはんの用意が廊下でされている気配を感じて、
いい匂いするなぁなどと思いながらベッドの上でワクワク待ってたのに、いつまで経っても私の所に食事が運ばれてこない・・・
ふと自分のベッドの枕のあたりを見渡すと「絶食」の札が・・・
「なんですと!?」
こっちはお腹が空いて、、、あれ?空いてない?
とか色々疑問に思っていると看護師さんが来て私の点滴を交換してくれました。
この点滴がしばらくの間の私の栄養源となるようです。
絶食中でもその点滴のおかげで不思議とお腹が空きませんでした。
9時ぐらいになりお医者さんが来ました。
「今度は盲腸ですね~」なんて言われながら話を聞くと
「明日手術をします。緊急なので他の手術と手術の間に予定を組みますがまだ時間は分かりませんので、決まったらお伝えしますね」
!!!???
近い将来とは聞いていたもののこんなに近いとは思ってなかったのでプチパニック!
昨夜の説明なんやってんとか思いながら食事も摂れないし明日までどうやって時間をつぶそうか考えていると
看護師さんが母が持ってきた荷物を渡してくれました。
着替えに歯磨きセットにイヤホンや携帯の充電器等必要な物全部が入ってて母にとても感謝感謝です。
YouTubeを病室で見ながら時々点滴の交換をしてもらい気づいたらもう夜になっていました。
ちびまる子ちゃんとサザエさんを鑑賞してまたYouTube。
痛みもないし自堕落な生活を楽しみ始めてました。
どうせまた手術中眠ることになるしと看護師さんの巡回の目をかいくぐってお布団の中でYouTubeを見て夜更かしをしてしまいました。
そして手術当日、まだ何時に自分の手術かもわからないままとりあえず会社へ電話。
また布団でYouTubeをみてダラダラしていると先生が来て
「9時30分から手術予定です」と告げられました。
今8時なんですけど、、、あと1時間30分しかないじゃないですかーと心の中でツッコミを入れながら
お手洗いを済ませて用意してもらった手術着と着圧ソックスに着替えました。
手伝ってくれた看護師さんに「もう手慣れてますね」なんてブラックジョークを言われながら
いざ!手術室へ!!
「お名前と生年月日を言ってください」
「〇〇〇〇です。19✕✕年✕月✕日です」
「では手術台へどうぞ」
ひやっとするぐらい涼しめの手術室でひやっとした手術台に寝かされ、
以前のごとく麻酔のマスクをはめられ、そのあとの記憶はありません。
気が付いた時には病室のベッドの上でまた例のごとく色んな管につながれて
電気毛布で温められお腹は再び激痛・・・
この時の自分がなぜあんなことをしてしまったのか未だに理解できないのですが
寒くないのに電気毛布で温められてる暑さと色んなコードが体にまとわりついてることにイラつき全部手で外してしまったんです。
すぐに看護師さんが直してくれたのですが、なぜあんなにイライラしていたのか分からないのです。
術後のせん妄ってやつでしょうか。
普段なら絶対そのようなことはしないと思うのですが、気持ちのコントロールができませんでした。
そして目は覚めているのに体だけ寝たきりにされること3時間経過
また以前の手術の時のように、自分でトイレに行けるかのチェックをされました。
さぁ自分!!立ち上がってトイレまで歩けるのか!!
胆石の時はお腹の穴が4つだったけど今回はおへその1箇所だけ!!
がんばれ自分!!っと自分を奮い立たせて立ってみると傷口が痛くて腰は曲げてながらですが
以前のように嘔吐や立ち眩みなどなく、1回目の挑戦でトイレまで歩いて行くことができました。
入院するにあたってこれが一番こわかったのでそこまで手こずることなく歩くことができて良かったです。
痛み止めを飲みながらではあるものの何とか眠れそうだと思っていたら、
同室のおばあさんが夜中大声で看護師さんを呼んで眠れないんですよ。
消灯後であるにも関わらず、ナースコールも使わずに「看護婦さーん」と叫びまくるもんで、
他の患者さんも目が覚めてしまったんじゃないかと思います。
ただ、私も日中はただ横になっているだけなので眠れなくてもそこまで影響がないと思い
みんな大変だなぁなどと思いながらYouTubeをひたすら見ておりました。
翌日の昼ごはんから食べることを許可され、ようやく点滴地獄からも解放されました。
点滴をしてる間は着替えるにしても看護師さんの介助が必要でとても不便だったし、
針を刺しすぎて腕には大きな内出血が何カ所もできていました。
退院後、術後検査のため採血をしてもらった時に看護師さんにビックリされるぐらいの大きなアザでした。
ご飯は何かなと首を長くして待っていると、
やはり何もかもが柔らかくされた離乳食のような食事でした。
おかゆに関しては胆のう前回よりもさらにサラサラのもはや白いお湯のような状態のものでした。
やはり消化器官に傷があるから、より消化しやすいものが提供されるのだろうと冷静に考えながら食事しました。
本音ではもっとガッツリ食べたかったのですが、それでも久しぶりに何か口にできることが嬉しくてものの3分で食べきってたと思います。
そのあと襲ってくるのはものすごい空腹感!
もう点滴から栄養を貰えないので、サラサラおかゆとドロッと野菜しか食べていないお腹は悲鳴をあげていました。
それでも最終日になるころには大分野菜の原型が分かるほどのおかずを出してもらえるようになり、体調も徐々に回復に向かいました。
傷の癒着がどうやらで看護師さんからは「極力歩いて動いてください」と言われたため
病室前の廊下をひたすら、20往復ぐらいして日中は過ごしました。
前回よりも短い入院生活だったのですが
なんせ心の準備ができていない状態での入院だったので精神的にはハードでした。
前回の手術の執刀医はその病院の副院長先生がしてくださったのもあってか傷口がとてもキレイだったんです。
目立ちにくくなるように切ってくださったんだなというのが分かる傷跡です。
ですが今回私の手術を担当したのはなんと研修医だったのですよ。
傷口はおへその1カ所だけだったのですがなぜ?と思うぐらい傷口がギザギザしててとても不満でした。
まぁ何はともあれ、突然の腹痛からも解放され胆管の詰まりでもなく一安心でした。
以前退院した時はまたカムバックしてくるなんて思ってもなかったのに
1年後にまたお世話になるなんて人生わからないものですね。
皆さんもお身体にお気をつけて。