prison

prison

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
閉ざされた空間
ただの嫌悪
広がったのは
いつだっただろう
 
おさまらない喧騒
俯く君
満足げな私
 
惨めなあなたを
眺めるのが好きだった
優越感
 
正反対の感情
失うのが怖かった
君の次は私
 
笑顔だった
許してくれた
泣きたかった
 
私を私が
許せなかった
殺してしまいたかった
死んであげたかった
あなたが喜ばなくても
 
死は逃げだろうか
生は罰だろうか
あなたはどちらを望むだろうか
 
癒えない傷を残した
消えない罪を背負った
 
繰り返す醜態
変わらない私
記憶が駆け巡る
 
広がる嫌悪
伝染する
 
ただの子供の遊び
僕は常々思っていた
命の重さとはなんだろう
失いそうになった今
少しだけ分かる気がしたよ
 
僕の命と君の命
天秤にかけてみたら
迷うことなく傾いた
僕ではなく君のほうに
 
大切な物の数
お友達の人数
この世界への執着心
愛してくれる人の数
 
全てが加重されるなら
僕に勝ち目なんかないんだ
だからいいよ諦めてる
命の重さとはこういうこと
 
なんでそんな顔をするの
引き止めようとするの
僕の命が役立つなら
ただ一人愛してくれた
君のために使いたい
 
巡り巡って次の世界
また君に出会えたら
天秤が釣り合うような
僕になってたいと願う
 
怖くなんてないさ
少し先に行くだけ
向こうで待ってるから
震える足を踏み出した
幸せになってね
そっと手を触れてみたところで
このかたちのないものが
貴方に伝わるはずもない
 
許されない好意
許せない憤り
この先の不安
どうしようもない私たち
 
全て理解して拾い上げて
作り直して欲しい
 
涙がちゃんと流せるように
好きをちゃんと伝えられるように貴方を悲しませないように
 
喜怒哀楽の全てを教えて
名もないような人形じゃ嫌なの
 
苦しくて表現できなくて
いつまでたっても一人ぼっちで
貰う好意に返せるものもなくて
 
傷ついた心は誰にも見えない
 
厚い厚い私の仮面
下はピエロの無様な泣き顔