幻想音楽とわたし、あとアイドル -27ページ目

幻想音楽とわたし、あとアイドル

関東ローラン、兼ハロオタのえりです。
独自考察や帰国レポート、コンサートレポートなどを書いていきます。
個人用の記録みたいなものなので、適当に流し見してもらえれば充分です。

※独自の考察です。様々な考察の中の1つとしてお読みください。諸王が悩むほど解釈は自由なのですから。



Neinを受けて、SoundHorizonが描くこの幻想世界とはどういう仕組みなのかを考えてみました。本ブログを開設する前から温めていた考察と今回のNeinを合わせて1つの幻想世界の在り方をご紹介します。

「考察なんて散々やってきたわ!」というローラン様も、振り返られるor違う解釈を見られるように書いていくつもりです。


まず考えるのは“この幻想世界がどのようにして作られたか”です。
※この辺りはずっと以前から考えていた内容です。

ここで思い出すのは「檻の中の花」です。
この中の「連作幻想戯曲『檻の中の花』(著)Noel Malebranche」について、詳しくは今回は省略をしますが、このNoel Malebrancheは男性名である、また女性の体で生まれたがMalebranche家は男系であるため男として育てられた…というところは他のローラン様が以前考察をしていたものです。私はこの解釈を受け入れています。
(以下この現実のNoel Malebrancheは著者Noelとします。)

そして、この連作幻想戯曲『檻の中の花』の主人公である“Michele Malebranche”は著者Noel Malebranche自身を描いたのでは、と考えます。Micheleが出ようとしていた檻は“性別”や“老い”といった肉体に依存するものでした。この檻から抜け出そうとする=現実のNoelの苦悩や葛藤を描いたのではないでしょうか。

そうしてこの物語を作っていくうちに、Noelは気付きます。“男として育てられた♂の自分”、“肉体に従おうとする♀の自分”、“性別や肉体に依存する世界を呪う自分”の3つの感情が自分の中にあることに。

この♂・♀・呪にそれぞれ“Hiver”・“Noel”・“Michele”と名前を与えておきます。

この3つの自身の感情を救うため、著者Noelは新たに物語を作ります。
それが“Roman”です。ここではNoel=ノエル(妹)、Hiver=イヴェール(兄)、Michele=呪われた宝石(または呪いそのもの)として登場します。著者Noelはこの世界でのハッピーエンドを望みました。3つ全ての感情が納得できる世界になってほしいと。しかし物語は望んだようには進みませんでした。著者Noelの希望とは違う意思=呪いの感情“Michele”の意思が大きく働き、3つの感情は救われることはありませんでした。※詳細は別記事にて。

そこで、著者Noelは自身の死を迎えます。
しかしこのRomanの世界は3つの感情の救いを求めて成長を続けます。
こうしてRomanを中心に次元、時間、地平線を超えて広がっていった世界が“幻想世界”です。これまでの全ての物語は、この3つの感情が全て救われる場所を探し求めて影響された世界であると考えます。
※各物語でどのように影響したかは別記事にて。

たくさん失敗してきたが、VANISHING STARLIGHT(=Nein)の世界では違いました。ここでNoelはクリスマスオことノエル君として誕生します。ノエル君が今までのNoelと違い特別だったのはこちらの現実世界にやってくることができたことです。ここでノエル君は愛されること、愛すことを知ります。

そしてNeinの時系列移ります。ノエル君が出会った西洋骨董屋根裏堂の店主。たくさんのローラン様が仰られているように、この店主こそがこの物語でのMicheleでしょう。では、Hiverは?となる訳ですが、これは輪∞廻のリンク先で理解することが出来ました。HiverとNoelは双子として生まれようとしていました。しかしHiverはNoelの欠陥=聴覚の障害を補うためNoelと1つになります。(双子として妊娠したはずが、一方がに一方に取り込まれてしまうことをヴァニシング ツインというそうです。)そうして生まれたのがノエル君です。ですのでノエル君は物語の作者Noelの♂と♀の感情を持って生まれているのです。

では、この世界で3つの感情が救われるためにはどうしたらいいか。
まずMicheleは肉体という檻に閉じ込める世界を呪っています。しかし店主の存在が揺らぐ~ことから自身は肉体という概念を脱していることが伺えます。ある意味救われているとしてもよいでしょう。
次にHiverです。Romanで誕生を願い、彷徨い続けた彼ですが、きっと♂♀のHiverとNoelが単体で存在しても複数の性をもつ著者Noelは救われないと悟ったのでしょう。そこでNoelと同一になることを決めました。自分の意思でそうしたのです。
最後にNoelです。このNoelはおそらく著者Noelの一番奥底の意思なのだと思います。自分の性も意思も認めてもらえなかった、自分ですら認められなかった著者Noelの願望そのものです。このNoelの救いは、自身を認めてくれる存在、自分自身を認めるという行為です。それはもう、澁谷公会堂でたっぷりと実感をしたことでしょう。

一方でノエル君がR.E.V.O.を通して見たNeinの物語たちの中では3つの感情に影響を受けたはずの人たちがそれぞれの幸せを掴んでいます。これはノエル君と店主の存在で3つの感情は彷徨うことをやめ、著者ノエルの願いはここで叶えられたことによるものであると考えます。その代わり、彷徨い広がり続けた地平線たちは、影響を受けなかった場合の地平線へと形を変えたのです。それがNeinで断片的に見えた物語たちです。

しかしここで幻想世界は収束を迎えません。なぜならノエル君は自分の誕生の真実をR.E.V.O.で知ってしまうんですね。Hiverを犠牲にして生まれてしまった、と。そうしてまた苦悩していきます。そしてきっと今度はNeinを中心に新しい物語が広がっていくんでしょうね。








さて、ここで今回の考察は終わりです。
かなり私欲なハッピーエンドの希望が入っていますが、幻想世界の大枠はこのような形になっているのでは…と思い書いてみました。
また何か違うと思ったり、思いついた事があれば訂正等あるかもしれません。

1つの解釈としてお楽しみいただけたら幸いです。
つたない文章ですが読んでいただきありがとうございます。


(え'ω'り)