今日は、物理学の有名な思考実験 「シュレディンガーの猫」と、認知科学者・苫米地英人博士の理論がどうつながるのか、わかりやすく解説していきます。
「量子力学とコーチングって関係あるの?」と思った方!
ぜひ最後まで読んでみてください😊
そもそも「シュレディンガーの猫」って?
1935年、物理学者エルヴィン・シュレディンガーが提唱した思考実験です。
箱の中に猫を入れ、放射性物質の崩壊によって毒ガスが出る装置をセットします。量子力学の解釈によれば、箱を開けて観測するまで、猫は 「生きている状態」と「死んでいる状態」が重なり合っている(重ね合わせ)とされます。
つまり、観測するまで現実は収束しない。
これが量子力学における「観測問題」の核心です。
苫米地理論のキーワード:「情報空間」と「物理空間」
苫米地博士は、私たちが生きる世界を大きく2つに分けて考えます。
① 物理空間…五感で知覚できる物質的な世界
② 情報空間…思考・感情・信念・イメージなど、目に見えない世界
そして苫米地博士が繰り返し強調するのは、「情報空間の方が物理空間より上位にある」ということ。
それは私たちの「認識」や「意識」が物理的な現実を規定している、とも言えます。
ここがつながる!「観測」が現実を決める
シュレディンガーの猫では、「観測」という行為が、重ね合わせの状態を一つの現実に収束させる(波動関数の収縮)とされています。
苫米地理論でも、まさに同じ構造が語られます。
私たちの目の前には、無数の可能性(=重ね合わせの状態)が広がっている。
そこに「認識」というフィルターをかけることで、一つの現実が確定する。
苫米地博士の言葉でいえば、これが 「RAS(網様体賦活系)」や 「スコトーマ(心理的盲点)」 の働きです。
私たちの脳は、自分が重要だと信じている情報だけを選択的に知覚し、それ以外は「見えない」ようにしています。
つまり何を観測するか(=何を重要と認識するか)によって、目の前に現れる現実が変わるのです。
ゴール設定=「観測する未来」を選ぶこと
苫米地式コーチングの中核にある 「ゴール設定」も、この量子力学的な比喩で理解するとスッキリします。
シュレディンガーの猫の世界では、箱を開ける前に 無数の可能性が存在しています。
同じように、私たちの未来も本来は「重ね合わせ」の状態。
現状の延長線上の未来も、まったく想像もつかない未来も、可能性としては並列に存在しています。
苫米地博士が「現状の外側にゴールを設定せよ」と言うのは、
「どの可能性を観測=選択するかは、あなた自身の意識が決める」ということです。
コンフォートゾーンの内側にとどまっていると、RASは現状維持に必要な情報しか拾いません。
しかし、現状の外側に強烈なゴールを持つと、脳の認識フィルターが変わり、それまでスコトーマに隠れていた情報やチャンスが「見える」ようになります。
「臨場感」=観測の強度
苫米地博士は、ゴールの世界に対する 「臨場感(リアリティ)」が高いほど、その未来が実現しやすくなると説きます。
量子力学的に言い換えれば、観測の「強度」や「確信度」が高いほど、波動関数が特定の状態に収束しやすい、というイメージです。
アファメーションやビジュアライゼーションといった苫米地式のテクニックは、まさに ゴールの世界への臨場感を高め、「観測の強度」を上げるための実践と位置づけることができます。
まとめ
もちろん苫米地理論は認知科学がベースであり、量子力学とは厳密には別の分野です。
しかし、「観測者の意識が現実に影響を与える」という構造的な類似性は非常に興味深く、両者を対比して考えることで、苫米地理論の核心がより直感的に理解できるのではないでしょうか。
あなたは今、「どの猫」を観測していますか?
箱を開ける勇気を持ったとき、目の前の現実が変わり始めるかもしれません。
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