振り返りばかりの日記もやっと5月突入
何だろうな…時間が光陰矢のごとしだ
何にもしないうちに過ぎて行く。
まるで静流一人おいてけぼり・・・
さて珍しく主人が映画の割引券を持って帰ってきたのが
「八日目の蝉」であった。
普段から刑事物か歴史物ドラマしか見れない
ロマンチックを持ち合わせない人のしそうな
行動だと思いつつも…
(刑事物週に何本録画なんじゃ~!!)
この作品にはとても興味があり絶対に見るぞと
思っていたので「1日ならそんな割引券など要らない。」と
指摘して久々に主人とシアターに
何故静流がこの作品に食いついたかと言えば
キャストの魅力が大きい。
久々の永作ちゃんと余貴美子さんそしてこちらも
復活のテーマ曲中島美嘉ちゃん。
私にとってはこれほど好きな人達で構成されたものなら
見ないわけにはいかないので
しかし実際に作品を見るともちろんどのキャスティングも
本当に素晴らしいものだけど原作の良さがとても伝わる。
愛人の子供を誘拐してしまった女の逃亡生活の中に
おける複雑な経過と心情と愛情。
子を誘拐された家族の悲哀。
そんな宿命の中で何とか這い出そうと必死に蠢く
人間の姿。
本当に不器用でそれでいて愛しい人々を見事に
描き出している作品だと思った。
特に今回は本当は永作ちゃんの演技が見ものだろうと
思ってシアターに行ったのだが一番私の目を
捕らえたのは誘拐された複雑な想いを抱える娘を演じた
井上真央さんであった。
今までの半アイドル的な彼女とは一変して一皮剥けた
女優の姿へと移ったように思う。
今までそんなに好きな女優ではなかったけれど
これからはちょっと着目して行きたい。
もちろん永作ちゃんも切なく哀しい複雑な女の姿を
とても熱く演じてた。
特に逮捕される時に最後に言う台詞で胸が痛くて
流石の静流も本当に涙が流れて止められなかった
また誘拐された後上手く愛を育めない母を演じる
森口瑤子さんの熱演素晴らしかった
静流賞の助演女優賞ノミネート
こんな事を書けばテーマはとても重いもので
トーンとしては暗い物と思ってしまうだろうけど
今回監督の演出が素晴らしく逃亡先の美しい景色や
意外にポップな音楽を用いてお洒落な作品になって
いるのも魅力的。
未だご覧になって無いなら是非シアターへ
静流の一言
「 余さん大好きだけど…
プラダを着た悪魔の編集長のような
役やらせて~~~~~~!! 」
もう一言
「 小池栄子いつもは良いけど…
今回だけはちょっと(+_+) 」
ついでにもう一言
「 劇団ひとり・・・嫌われ松子の時と同じ? 」