無線機修理+パワー計修理 | しずおかDD23

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AM/FM/SSBトランシーバーの修理。症状は、SSBだけ定格出力の60%、良く調べるとLSBの方が若干PPパワーが強い。

キャリアの周波数は、合っている。SSB無変調時、1mW以下と正常。そうなるとクリスタルフィルター不良の可能性が高い。

 

真ん中のフィルターがオリジナル、その上は、同じ仕様だが、交換してみたら逆効果。定格より40%出力となった。これも壊れてるのか? 2.6Dは、2.6Khz幅、下の10M04DSは、4Khz幅でキャリア周波数の設定を変える必要があるが、これしか在庫がない。

 

4K幅の物、仮付けテストするとキャリアバランスはズレルが、出力はアップ定格よりプラス20%、USB/LSBも出力は一定。

 

本付け作業。

 

次いでに455Khzの6Kを4Kに交換。

 

足が合わないので加工する。

 

SSBクリスタルフィルターとセラミックフィルター交換完了!

 

キャリア周波数の調整、バランスモジュレーションの調整、PLL出力周波数の調整完了です!USB/LSBパワーが均一とパワーアップ。受信感度も上がってる感じ? やはりクリスタルフィルターの劣化で、帯域幅がズレ、ロスが増えたのか?ずれてるだけなら、ズレてる分キャリアのFを変えれば使えるかもしれない。ただ、キャリアの周波数センターより下がUSB上がLSB。LSBが若干強いので周波数が上の方へ動いてるのか?普通は、下側と思うが。。?

2.6K幅のフィルターは、構造的に不良になる原因があると思う。4K幅は、それより古い物ですが作りが違いました。どちらにしろ入手困難品。今後は、どうするか?キャリアの水晶だけ特注して10.7MhzのSSBフィルターが使えるかも。。

 

FCZのパワー計のトグルスイッチが不良?スイッチとしてのON-OFFはするが感触が固い。中華のトグルスイッチに交換、その前に、ベルハンマーでグリスを少し付着させた。

 

上がオリジナルミヤマのスイッチ。いつだったか、プリアンプもミヤマスイッチが不良だった。なぜか最近多い修理。

 

作業中

 

取り付け完了

 

もう35年は使ってるハズ。。。強弱はメーターで目視できるが、正直、値はアテにならない。スペアナのパワー測定値とかなりの誤差あり。技適取得する人は、気付けてね。