4月26日(日)、望月義夫元環境相の死去に伴う衆院静岡4区の補欠選挙が行われた。
結果は自民党の深澤陽一氏、静岡県議会議員がダブルスコアに近い圧勝で初当選。
ここまでは前評判通り。驚いたのは投票率34.1%、3年前の53.7%を19.6ポイント下回
った。新型コロナウィルスの影響で下がると予想していたが、4月15日に行われた韓国
の総選挙は66.2%と28年ぶりの高い投票率だった。
この違いは何だろうか。文在寅政権の積極的なコロナ対策が支持を得て、熱しやすい
国民性と相まって高い投票率になった、と評論はしやすい。しかしそれだけだろうか。
補欠選挙と総選挙、国民性の違い、政権の支持率、など単純に比較はできないのは
わかる。しかし34.1%と66.2%の違いに、民主主義の危うさを感じるのは杞憂だろうか。
政治的無関心、そう言ってしまえばその通りだが果たしてそれで良いのか。
民主主義の根幹は平等な選挙、政治的無関心はそれを揺るがしかねない。
今回の選挙にあてはめると
当選した深澤さんの得票は6万6881票、投票総数は10万9081票だから得票率は61%。
投票者の6割の支持を得て圧勝、に見える。しかし有権者31万9885人の内21万804人
は棄権している。深澤さんの得票は有権者の20.9%でしかない。
投票者の61%、有権者の20%
計算の仕方で見え方が随分違ってくる。
このままの状態が続けば日本の民主主義は非常に危うい。
もともと自己主張をするのが苦手な国民性なのは仕方がないが、この場合それは
美徳ではなく悪癖である。政治の腐敗は政治的無関心から始まると言って良い。
それを実感した選挙だった。
