子どもの心理療法を行う際に、初回に親子同席の面接ができれば、そこで親子とセラピストが支援を求める理由を共有することは治療同盟を築く上でも大切なことと言えます。
親子の相互作用や親自身が抱えている問題にも注意を向けてアセスメントすることは大事ですので、それらに関する質問や助言は控える必要はありません。
親が心理療法に疑問を表明したことをもって抵抗と捉えたり転移解釈をすることは、たとえ精神分析的心理療法の立場であっても賢明とは言えません。
むしろ、その親の疑問に丁寧に答えて心理療法の目的を伝えることが必要となります。
 正解は4。