~ 真昼の夜空 ~ 星はいつでも、あなたの中にある

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☆彡西洋占星術あれこれブログ☆彡
自分の生まれ持った天体配置(出生図)を知り
旅する星たち(トランシット)を使いこなす。
自分を理解し、他者を知り、過去・現在・未来を見つめる。
西洋占星術やタロットから得られる可能性を見つめる。

 

 


これは、先月にチケットを当てて頂きまして💦🙇‍♀️

鑑賞させていただいた公演です。

 

さすが文楽三大名作

「菅原伝授手習鑑」

(すがわらでんじゅてならいかがみ)

でございます。

とても面白かったです💕

 

日付を確認すると

私が行ったのが、6月15日ですね。

もうそんなに…

直後に🆙できず、申し訳ないです。

せっかくチケットを恵んで頂きましたのに🙇‍♀️

(あの後、もう一枚、買っております。)

 

 

確か…昨年

全段公演‼️という

凄いことをやってのけたのですよね。

これ、めちゃくちゃ長いですからね。

 

菅原道真

※文楽の劇中では菅丞相となっています

が、政敵である藤原時平に

優秀で出世し、周りからの人望も厚く

帝からも可愛がられいたことに嫉妬され

(右大臣、左大臣という両者の関係からも)

時平からは、かなりライバル視されており

後に陥れられ失脚させられたあげく

無実の罪で流刑になった

菅原道真(菅丞相)

 

この話の中から

菅丞相の息子、菅秀才を

我が子として匿う

武部夫婦と、それをとりまく人々のお話です。

 

今回はクライマックスの手前の手前

寺入りの段と寺子屋の段

を、鑑賞させて頂きました。

 

 

今回は「文楽教室」ということもあり

なんだー、初心者向き🔰かよーと

思われるかもしれませんが

文楽の三大名作を

寺入りの段から皆さんに見せるという

かなり粋で、良心的な演出だなあと、感心致しました。

 

私も今年から、遅ればせながら

文楽の世界にまさに、寺子屋入りです(笑)

 

今回いただいた文楽教室のパンフレットは

場面がわかりやすく

写真入りで分けて説明されており

本当に初心者でも解りやすい作りになっています。

 

この画像の右に見えますのが若君です(笑)

 

この寺子屋を営む

武部源蔵(菅丞相の元家臣)の留守の間に

若君以外の子供たちが、おおはしゃきで

サボります。

「お師匠さんの留守の間に、手習いするは

大きな損。」と、歳15にもなるのに

落書きをして戯ける

よだれくり。

そこに、菅丞相の息子であり

(命を奪われないために

武部源蔵夫婦の息子として

身分を隠し暮らしている)

菅秀才はこう諌めます

 

「一日に一字学べば三百六十字との教え。

そんなこと書かずとも

本の清書(きよがき)したがよい。」

 

と、ピシャリ。

他の子供たちよりも明らかに

真面目にサラサラと筆を動かす菅秀才殿の姿が

遠目に見ても非常に可愛らしく(笑)

しかも、わかりやすく

彼だけ少し離れたところにいて

その存在を上手に際立たせています。

 

ちなみに音声ガイドによると(笑)

寺子屋というのは、入門した順で

立場が決まるそうで

15だろうと8歳だろうと

先に入ったほうが先輩なんだそうです。

それは知らんかったなあ。

 

そんなとき

母親に連れられて

小太郎という子が寺入り(入門)のために

文庫机、堺重、菓子を持った

母親と共に挨拶に来ました。

その小太郎という子供

まだ、幼いのに腰に刀が。

しかも、身なりや顔つきもよく紋付袴姿です。

他の寺子屋にいる田舎小僧とは違い

育ちの良さそうな男の子。

 

はて、誰の子供でしょうか?

 

小太郎の母親、千代は

彼を置いて去ろうとします。

しかし、この日はなぜか珍しく

「母様、わしも行きたい。」と、小太郎は縋り付くのです。

 

「コレ小太郎、ちょっと隣村まで行って来るほどに

おとなしゅうして待っていや。

 

 

 

悪あがきせまいぞ。」

 

 

この「悪あがきせまいぞ。」には

深い意味があります…えーん

 

 

こうして、小太郎の母

千代は去りますが

ここへ、血相変えた深刻な顔の

寺子屋の主、源蔵が帰宅します。

 

これは、只事ではないと

妻の戸波が訳を聞くと

かくまっていた、菅丞相の息子

菅秀才のことが

藤原時平の家来

春藤玄蕃と、松王丸にバレてしまい

「その子供の首を差し出せ!」と

迫られてしまったのです。

 

しかも松王丸は、菅丞相の息子

菅秀才の顔を見ており

知っています。

今度、寺子屋へチェックしに行くということで

絶体絶命の危機に直面してしまいました。

 

今、寺子屋にいる子達は

どの子供も田舎者で垢抜けていない。

若君の身代わりとして…

他誰か…他の者はいないか…

 

ああ、そういえば今日新しく入門した

小太郎という子がいるわよ。

 

と、なりまして…

武部源蔵も、その小太郎を一目見て

この子ならいける‼️これで若君を御守りできる!

と心が晴れるわけですが

小太郎の母親である、千代が来たらどうする?

その千代も亡き者にしようと、覚悟を決めます。

 

あまりに極悪非道な行いと決断に

武部源蔵夫婦は、涙を流します。

しかし、もう後には退けません。

 

時平の家来たちが到着しました。

菅秀才をかくまっている事は

すでにバレています。

 

家来のひとり、松王丸は病のようで

なにやら具合が悪そうです。

 

それでも松王丸は、寺子屋の子供

一人一人をじっとり目視し

子供の顔のチェックが始まりました。

しかしなかなか菅秀才は現れません。

確かにこの寺子屋に居るはずなのに。

 

寺子屋の中の机の数を見て

「まだ子供はいるはずだ!

早く出せ!」と迫ります。

 

武部源蔵は、断腸の思いで

入門してきたばかりの小太郎を

奥の部屋へ連れて行き

首を打ちました。

 

 

その首を松王丸に差し出します。

 

この小太郎というのが

じつは

 

松王丸の、実の息子なのです。

 

下矢印相関図を下矢印

 

 

 

松王丸は、小太郎の首を確認し

 

「確かに、菅丞相の息子

菅秀才の首だ。よし、これで問題ない。

確かに見届けたぞ。」

 

と言って去ってゆきました。

 

 

良かった‼️バレなかった!

身代わりの偽者の首だとバレなかったぞ!

源蔵夫婦は大いに安堵します。

 

ほっとしたのも束の間。

そこへ、先程

首を打たれ殺された小太郎の母

千代が帰ってきます。

 

「小太郎はどこですか?」

 

気まずい空気が流れます。

…これ以上はごまかせない

この女も始末しなくては…

 

源蔵はついに千代にも斬りかかります。

 

千代は息子の文庫(道具入れ)で

その刃を受け止めた瞬間

 

「私の子供は、菅秀才さまの

身代わりとして

お役に立ちましたか…?」

 

 

と、尋ねるのです。

 

なんと千代はすべてを知った上で

わざと、息子を寺子屋へ入門させたのです❗️

 

息子へ言って聞かせた

 

「悪あがきせまいぞ。」

 

は、この事だったのです。

あの時、小太郎に放った言葉。

親子はこれが今世での別れとなりました。

 

その事に千代はもがき苦しみ

むせび泣きます。

最愛の我が子との最後の別れが

これなのですから。

 

小太郎の母親が

全てを承知の上で、我が子を身代わりに

差し出していたことを知り

度肝を抜かされた源蔵と戸波ですが

そこへ小太郎の首の確認をした張本人

松王丸が入ってきます。

 

松王丸は

千代は自分の妻で、小太郎は息子であることを

武部夫婦に打ち開けます。

 

これには更に度肝を抜かされた武部夫婦でした。

 

息子、、、小太郎は、抵抗したか?と

松王丸は息子の最期の様子を源蔵に尋ねます。

小太郎が、全く抵抗せず

素直に受け入れたことを聞き

その健気な最後に号泣するのでした…。

 

 

菅原道真(菅丞相↑)

 

 

↑松王丸は

菅原道真(菅丞相)が名付けの親であり

その菅丞相に恩を受けた三つ子の兄弟の

一人だったのです。

 

三兄弟は

梅王丸

松王丸

桜丸

の名を持ち

梅王丸は菅丞相に仕え

桜丸は帝の弟・斎世親王に

仕えていました。

 

しかし松王丸は

なんと菅丞相の宿敵であり

謀反を企む左大臣の藤原時平に

仕えていたのでした。

 

三兄弟のうち、自分だけが

時平に仕える身となり

周りからは裏切り者だと非難され

集中砲火を浴びましたが

菅丞相だけは

 

あいつ(松王丸)はそんなやつじゃない

悪いやつじゃない

なにか訳があるはずだ

 

と、批判するどころか

逆に松王丸を庇ってくれたのでした。

 

恩義ある菅丞相さまの息子

菅秀才が、命の危機。

自分の主人である藤原時平は菅秀才の首を出せと言う。

 

松王丸は、我が子を差し出し

菅丞相から三兄弟が受けた

これまでの恩と、自分への恩に

報いることにしたのでした。

 

また、自分は病だと偽ることで

もう時平からも去ろうとしていたのです。

 

 

 

 

 

現代では信じられない恩義話ですが

恩人へ報いたい気持ちと

我が子を深く思う夫婦の葛藤と絶望感

有能な人間を羨み

濡れ衣を着せてまで流罪に処し

この者の子の命まで狙ってやろうとする外道の陰謀。

 

 

なんというか

文楽の中には、現代の人間と

変わらないものが流れているのです。

かなり昔のものなのに

現在の人間も、夢中になって観れる美学が在るのは

やはり人の人生模様と、感情を扱っているからかなあと思います。

 

生きている時代は違っても

人間はみんな一緒だよ

ということを、文楽から教えられますね。

古典のよさ、ってまさにこれだよなあと。

和歌もそうですし。

 

無料で入れます。

 

竹田先生、明治天皇だよ!

文楽でこんなものまでしていたとは驚きです。

しかもよく似ている…

明治天皇には、すり替わりの話もありますが…。

 

 

おお!本物‼️

菅原道真さまといえば、この牛も。

 

しかし

大阪のパンフレットこ菅秀才の顔よ(笑)

 

 

ということで

長くなりましたが、文楽の三大名作

「菅原伝授手習鑑」

寺入りの段と寺子屋の段でした。

 

ちなみにこの日みた

「二人三番叟」も気迫に満ちており

素晴らしかったです。

私は初めて観ました(笑)

常連さんや年季の入った通の方々は

またか、みたいな感じのようですが。

しかし、かなり難しいだろうなーと思いましたね。

合わせるの。

なんと、珍しいミニかしら。です(笑)

 

皆さん熱心に見ておられました。

 

 

 

松王丸が、我が子を犠牲にしてでも

恩返ししたかった

菅原道真ってどんな人か?

貼っておきますねー。

また、太宰府天満宮も。

 

🌸太宰府天満宮さまより拝借🌸

 

 

 

 

菅原道真さまは、大和魂🇯🇵をお持ちですね😭

 

 

 

 

星妬む人間はどんなウソの噂でも流すのが常。

そもそも

まともな人間が無実の者に

濡れ衣着せて流罪にするのかと言いたいね。

そんな者たちの証言を聞いてはならない。

 

 

星WGIPと3s政策の悪しき結果かと思われます。

日本人は馬鹿になった。

馬鹿にされた、のです。

 

そんな日本人にとって

菅原道真さまは、今一度思い出すべきお方では?

何十年もかけてアホにされた日本人

目覚めた頃には時すでに遅し。

それでも諦めるなと私は言いたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに黒門市場も寄ってみました。

 

 

 

 

 

それでは👋