今年一年、お散歩でお会いする方、そして譲渡会でも里親希望者様などたくさんの犬好きさんとお会いする機会がありました。

 

その中でいろいろと考えることがあります。

 

みなさん「犬が好き!」または「動物が好き!」とおっしゃいます。

けれど好きなのに犬の生態を理解していない方も多いです。

本当に好きなら犬のことをもっと知りたいと思うはず。

犬が嫌がることはしないようにしようと思いませんか?

 

問題行動といわれることの多くは、犬がストレスを感じているから起きることです。

それではストレスを与えないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

私たち飼い主が犬の変化に気づき、ストレスの原因から犬を遠ざけることです。

環境を変えること。もしかしたらストレスの原因が飼い主自身にあるかもしれません。

 

「こんなにこの子(犬)が好きなの~💛」

はい、お気持ちは理解します。

けれども自分の気持ちを一方的に押し付けるのはどうなのでしょう?

好き、好き、大好き!これは恋です。

愛ではありません。

相手を思いやる気持ちが愛なのだと思います。

 

犬は人間ではありません。

犬という生き物です。

犬だから人間より下ではなく、同じく大切な命です。

人間の価値や基準を当てはめるのではなく、彼らを理解して共に暮らすための配慮が必要です。

 

私たち人間の生活に犬が合わせるのは

当然ではありません。

 

例えば必要に迫られて長いお留守番もあるかもしれません。

その時に彼らが私たちに合わせてくれていると考えてみませんか。

我慢してくれたことに対して、私たちも何かを返すべきだと思います。

一緒に遊ぶ。毎日お散歩に行く。たくさんなでてあげる。

私たちができること。犬たちが望むことをかなえてあげてください。

 

犬たちは私たちに無償の愛を与えてくれます。

私たちも犬たちと同じように愛で応えませんか。