『保護犬や保護猫、高齢者が引き取り 「高齢ペットなら飼える」 一時預かりも』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161006-00010000-sippo-life&p=2
私は新しく家族を迎えたい、と考える方に「ぜひ保護犬から」と勧めています。
けれども高齢の方は、愛護団体の譲渡基準に沿えず、残念ながらお声掛けできないことがあります。
たしかに飼い主が先に逝ってしまうと、残されたペットは再びの別れに直面することになります。
ご家族がいない、またはいても飼育が難しい環境の場合は、放棄という最悪のケースが浮かびます。
私はペットショップの生体販売に疑問を感じています。
しかしペットがほしくてたまらない高齢者はペットショップで買うことを選びます。
先代犬の時からの知り合いで柴犬を飼っていたおじいちゃんがいます。
うちの犬の後に、やはり癌で虹の橋を渡りました。
その後、母がおじいちゃんを見かけたのですが、魂が抜けたようだったと心配していました。
また或る人は近くの評判が悪いペットショップで熱心に子犬を見ていたと話していました。
しばらくしておじいちゃんは柴の子犬を飼いました。
例のペットショップで6カ月の子を買ったそうです。
「孫が欲しがるもんで・・・」とおじいちゃんは言いました。
本当はお孫さんではなく、おじいちゃんが欲しかったのだと思います。
確かに自分のさびしさだけで命を買うべきではありません。
けれどもおじいちゃんの心の平安のために、犬の存在が必要だったのかもしれません。
私もいずれは老いていきます。
健康でありさえすれば愛ちゃんを看取ることができます。
もし愛ちゃんがいなくなった後、その頃の年齢を想像してしまいます。
おそらく保護犬を引き取ることはできないでしょう。
だけどペットショップでは買いたくない!
記事に載っている愛護団体のように、高齢者がシニア犬を引き取ることができれば一緒に楽しく暮らせることができるような気がします。
犬にとっても、人間にとってもよい環境づくりができるといいですね。