今回は2025年12月13日に行われたNPO静岡自然環境研究会の総会・報告会・講演会について報告いたします。

 

 今回も多くの方が参加されました。

 

 講演会は以下のプログラムで行われ、徳岡先生に司会を努めていただきました。

 

 

 まず、徳岡徹先生から開会の挨拶と総会の報告をしていただきました。

 

 

 続いて、贄充希さんから、安良里でのハマボウ林植樹の活動に関して報告がありました。

 

 

 今回の活動では、安良里に自生しているウバメガシの苗を植樹しました。津波発生時、到達した津波をウバメガシ林が受け止めることでその威力を低減させることができます。その結果、被害を抑え、人命救助の可能性を高める「減災林」としての働きが期待されます。今年の活動で移植したウバメガシも元気に育ってくれることを楽しみにしています。

 

 

 続いて、若月友太さんから、白糸の滝植物園見学について報告がありました。

 

 

 白糸の滝は、崖面の各所から白い糸を垂らしたように流れ落ちていく様子から、この名が付きました。落差約20 m、幅は150 mあると言われています。見事な景観から昭和11年に国の天然記念物にも指定されました。お鬢水は白糸の滝崖面の上部にある湧き水で、一部は白糸の滝のひとつとして流れ落ちていきます。

 

 次に、麻機遊水池についての報告をしました。

 

 

 麻機遊水池の大きな特徴は遊水機能のあるエリアに作られた公園で、巴川が下流域で氾濫しないように上流域で水を貯めておく役割を持っていることです。今年はオニバスが埋土種子から発芽した個体や、移植株が良好に生育し、たくさんの開放花を見ることができました。ミズアオイはハート型の葉で、水のあるところに生育するのでミズアオイといいます。とても美しい花で竹内佐枝子さんのグループが育成しました。

 

 続いて、中村琉希さんから袋井市で行われたウバメガシ防災林の移植会と播種実験の経過観察に関して報告がありました。

 

 

 今年の実験では、どんぐりの大きさを大と中に分け、発芽率を調べるために4つの実験区に分けて播種しました。播種方法として、1つの畝に5cmの穴を5か所作り、その穴にどんぐりを10個ずつ入れました。つまり、1つの畝につき合計50個のどんぐりを植えたことになります。育成具合に変化があるのか結果が楽しみです。

 

 その後、松永貴有来さんから、研究報告「ニホンザルが食する植物を対象にした日焼け止めシーズの探索」の講演がありました。

 

 

 休憩のあとは菅原佳奈子さんから「IT業界&SEのお仕事」の講演がありました。IT業界やSEの仕事について、実際にどのようなことをされているのか詳しく丁寧に紹介してくださいました。就職活動を控える学生らも興味深そうに聞いていました。

 

 最後に内海明さんから「令和七年、牧之原市の台風15号に伴う竜巻等災害について」の特別講演がありました。

 

 2025年9月5日に、台風15号の影響で静岡県では暴風や記録的な大雨となり、河川の増水、低地の浸水及び土砂崩れにより、多くの建物に被害が発生しました。また、停電など、交通障害やライフラインへの大きな影響もありました。実際に竜巻が発生した動画を見て、屋内にいた人が屋外まで飛ばされることもあると知り、驚きました。

 

 報告会は以上で終了になりました。

 2026年度も様々な活動が計画されていますので奮ってご参加ください。

 来年度もよろしくお願い致します。

 

静岡自然環境研究会 山田幸之介