こんにちは。

 

今回は11月3日(月)に行われた遠州灘斜め海岸防災林の毎木調査およびウバメガシ防災林の整備について報告いたします。

 

今回の活動内容は、大きく分けて2つです。1つ目は静岡県御前崎市合戸での斜め防災林の毎木調査、2つ目は袋井市浅羽防災林予定地整備と試験植樹を行いました。

 

遠州灘斜め防災林は、御前崎市から掛川市までの沿岸約12 kmで造成されており、風や飛砂を海側に受け流して農地を守る働きがあります。江戸時代に植栽されたクロマツが松枯れしたことで広葉樹林化し、自然度が高い海岸林が形成されています。

今回調査を行った御前崎市合戸では、海側、山側において10m四方の区画で1つずつコドラートを作成し、樹種・樹高・胸高直径を調べました。

 

 

海側ではウバメガシ、トベラが多くみられ、山側ではウバメガシやマサキが多くみられました。

 

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袋井市のウバメガシ防災林は、NPO静岡自然環境研究会が数年前から続けている取り組みです。今回の活動では、以前開拓した場所の整備や新たな播種実験区画の開拓、移植実験を行いました。

 

播種実験では、浸水させたウバメガシのどんぐりを大きさごとに大・中の2種類に分類し、それぞれを畝に植え付けました。植え付け方法として、1つの畝に5cmの穴を作り、その穴にどんぐりを10個ずつ入れたものを5か所設置しました。この条件をどんぐりの大・中それぞれについて6畝分実施し、合計で大・中ともに300個ずつ播種を行いました。

 

 

播種後、防草・耐寒・保水のために稲藁を敷きました。

 

 

移植実験では、以前植樹をした区画で密になっている部分からウバメガシを5個体掘り出し、50 cmほど穴を掘った後にウバメガシはバケツに入れた水を十分に含ませて、移植しました。移植後は稲藁を敷きました。

 

 

今回播種・移植したウバメガシのこれからの様子がとても楽しみです。稲藁を提供してくださった湯ヶ島の山本農園さん、ご参加してくださった多くの方々ありがとうございました。

 

静岡自然環境研究会 中村琉希