従来vs新型 | しずかのブログ

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こころとからだが元気になる日常のしあわせの素たちを紹介していきます

おはようございます
梅の香が雨にけぶり、少しだけ暖かくなって春を予感させるなぁと思ったている、しずかです



「病気か、サボりか」
うつ
特に、“現代型うつ”
“新型うつ”などと言われているものは
サボり疑惑がついて回る


会って話していて
確かに“うつ状態”ぽいが
病気と言っていいのか、正直私も疑問でした


改めて勉強し直し
“うつ”の定義が変わり
“新型うつ”も、うつ症状を呈し
治療が可能である以上、サボりではないと思えるようになりました


従来のうつは、過重労働で自分で頑張り過ぎ
ストレス状態がひとまず落ち着いた頃にうつ症状が目につき始めます

“自分が悪いんだ”
“もっと頑張らなきゃ”という思いが強い

昔のCMで、“24時間戦えますか♬”っていうのがあったけれど
そんな世相の中から生まれた
従来型うつは、
比較的周りの理解を得られやすいものと言えます
療養のため休むと言っても、
“頑張ってたもんな
ムリせずにな!”
“おれたちがカバーしてやるよ!”という意識を生みやすい


それに比べると
新型うつは
そんな24時間戦えますか♬を当たり前としてきた人たちにとっては、甘えと取れるようなことで症状が出る
注意を受けた
当初希望していた部署と配属が違う
横並びを求められる…などなど


従来の社会人としては、当たり前なことで症状が出る


しかし
考えてみても欲しい
携帯やスマホを会社が持たせるのが当たり前
メールを常にチェックする必要もある
ネット利用により大量データをやりとりする機会も増えた

ほんの数年前では考えられなかったほど
仕事の濃度は濃くならざるを得ない

また
個性重視の学生指導により、
自分の価値観を大切に、自分の意見を言うように
育てられてきた背景

教育の現場が理想としている部分は変わっても
社会が求めていることは以前と変わらない

そのギャップが新型うつを産むのかもしれない


従来うつは自責的で
新型うつは他罰的
と言われる

でも、両方とも
バランスの取れた複眼をせずに、
“固執”しているのだと思う
その方向性が違うから、全く別物のように感じられるだけで…



従来型と新型では同じくうつでも治療の仕方が変わることが多い

効く薬剤も違うことと
認知のゆがみを認識するといった心理療法を用いた方がよい場合もあるのです

どちらの治療でもそうだけど
治療の主体となるのは、患者本人
ただし、医師や臨床心理士などは専門家なので
その意見を特に最初は重視して欲しい

何故なら
病気の特性として、偏った見方をしているので
通常ならしないような判断をしかねない状態だから


新型うつの好発年代に入る私は
冒頭で書いたように、新型うつをサボりかな?と疑いつつも
その気持ちがわからないでもないといった状況でした

従来型うつ好発年代がマネジメント職の大半を占めている会社がやはりまだ多いとは思います
新型うつをサボりと決めつけて会社から追い出すのは簡単かもしれない
(ただし本人が辞める気でないことが多いので、日本の企業では正直辞めさせることも難しいかも)
同じ雇うなら
その能力を発揮させるように、導いていく
最初は時間がかかるかもしれないが
新型うつになるような人たちは、純粋にひたむきな人が多い
その特性を活かしていくことを考えていったら
これからの消費者も同じような世代だし
よい結果を生みそうな気がします



久々の長文
最後まで読んでくださりありがとうございます


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(昨年の桜)
春の訪れを心待ちにしつつ…


今日もあなたにとってよい日を