【焙煎のお話/その1:焙煎って?】 焙煎米茶は、その名の通り玄米を『焙煎』しています。農家出身でもなくうとすぎる私は、”焙煎”というと何するんだろ….と初めイメージもつきませんでした。よく言う「豆を焙煎」「コーヒーを焙煎」は、聞いたことあるけど、フライパンで煎っていることをいうのかな?とか勝手に想像していました。 ・ <焙煎の定義> 乾煎り(からいり、英: dry roasting、単にロースト(roast)とも)とは加熱プロセスの一つ。熱媒体として油や水を使わずに食材を加熱すること ・ だそうです。なるほど。 ・ 豆の焙煎は、比較的簡単です。誰でもコロコロ煎っているとおいしく出来上がります。コーヒーの焙煎は、豆の種類、浅入り深入り等、焙煎具合で出来上がりが大きく味・風味の違いが出てくるので焙煎職人、玄人さん向けです。 ・ さて、焙煎米茶。米の焙煎は、、、めちゃくちゃ時間かかります、、、。コーヒーが10分くらいで焙煎できる量をお米で焙煎すると1時間半〜2時間、ときに3時間くらいかかります。すごい根気と絶妙な火加減が必要とされます。。お米の焙煎。。たかが焙煎、されど焙煎。お米の焙煎は少量でも大変です。それを業務でそれなりの量を焙煎するにあたり、かなり翻弄しました。 ・ 初めは、田舎の台所にはよくある金色のお鍋に木のしゃもじで、これまた寒い田舎にはよくあるヤカンとかをすっと置いておく丸いおおきなストーブ?の上でひたすら焙煎し続けていました。1kgのお米を焙煎するのに3時間半とか。。交代でひたすら木のしゃもじで混ぜ続ける。。けっこう大変でした。1度に2kgや3kgに焙煎しちゃえばいいじゃん〜って、量を増やすと焙煎(火の入り方)が変わり、味が変わります。ものすごい量をテスト焙煎して、やり続けました。でも、どうしても少量生産から脱することができず、米茶はなかなか一般商品化できない幻のお茶でした。 ・ ふぅ〜〜。 これ(焙煎)、赤ちゃん生まれたらどうする??生まれる前の話しです。途中で火は止められません。 米茶の商品化は、、ひたすら時間のかかるこの『焙煎』が肝でした。 ・ あれ、焙煎のお話、、長くなりそうです。 焙煎のお話/その2に続きます。 ====== 実は、この焙煎の話は、もちろん概略は話したことはあるのですが、ここまで詳細をお話したことはありませんでした。別に秘密にしていた訳でもないのですが。たぶん当時必死すぎたのかもな、、と今になって思います。ひたすらしゃもじで混ぜ続ける。。私は単細胞なので混ぜることにしか集中できませんでしたが、主人や従業員は、混ぜながら本を読んだり、映画を見たりしていました。時間の有効活用でしたね。部屋は焙煎の香ばしい香りに包まれていました。なんか、懐かしいです。懐かしいのは私だけですね、笑。 mama 野口より ------- #焙煎米茶 #ノンカフェイン  #米茶 #茶 #赤ちゃんおすすめ #玄米 #decaf #rice #komecha  #ricetea #焙煎 #roast

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