疲労回復のためには快眠が重要なカギとなります。
では、どうしたら快眠できるか、ご存じですか?
ヒトの体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるのはもちろん、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、
睡眠に備えてくれます。
これらの準備は自分の意志ではコントロールできません。
規則正しい生活が体内時計を整え、そこにプログラミングされている睡眠を円滑に行ってくれます。
ただし、ヒトの体内時計の周期は24時間より長めにできているため、その体内時計を毎日早めてあげないと、生活がずるずると後ろにずれていきます。
この「ずれ」を調節してくれるのが朝の光。
朝の光には後ろにずれる時計を早める作用があるのです。
起床直後の光が最も効果的ですので、起きたらまずカーテンを開けて自然の光を取り込むようにしましょう。
逆に夜の光は逆に体内時計を遅らせる力があり、夜が更けるほど、その力は強くなります。
※家庭の照明でも長時間浴びると体内時計が遅れるので注意が必要です。
※最近は「ブルーライト(スマートフォンやLED照明に入っている青色の光)」が体内時計のリズムにも影響を与えるといわれるようになりました。
「ブルーライト」の刺激が睡眠と覚醒のリズムを調節するホルモン「メラトニン」の分泌を抑えるため、眠れなくなると考えられています。
寝る直前までスマホをいじっていたり、昼間外出せず、家庭の照明を浴びる時間が長いといった生活は体内時計を狂わせる原因となるので注意したいですね。
眠れない、眠りが浅いなどは翌日のパフォーマンスを低下させてしまいます
運動や入浴法、寝具の選び方など様々な方法でアプローチし、「快眠」できるよう、心掛けたいですね