薄い瞼の隙間は灰色の空間
その真ん中で常にチカチカ妄想
飲み込む飲み込む
静寂の波に
あぁ 今日も虚ろな幻想
まわる円盤の縁をたどり
軽いあしどりでまわる俺
とまんねーや
奴らは気付けば悪魔の口に
吸い込まれていくから
仕方ねーから命綱を
ひいては弛ませ命遊び
玩具はいくらでもこの手の中に
乳臭いあの日が懐かしい
逃げて走る灰色の俺
世界の色をいつものあの公園のゴミステーションに
やべー頭ん中でドリルがうねる
右から左へと確かに今
螺旋トンネルが開通したようだほら
流れだす色彩
脳内から色彩
奴らはみんな吸い込まれちまった
一人で歩く円盤の縁
止まる時間と瞼の奥