HACCPって知ってますか？（Hazard Analysis Critical Control Point)の頭文字をとった言葉で、食品の安全を確保するための衛生管理手法と訳されています。

2021年６月から原則として全ての食品関連事業者は、このHACCPに従った衛生管理が義務化されました。

何のこっちゃいと思うかもしれませんが、製造業許可を取得するためには、原材料の洗浄設備や器具等の洗浄設備を有しなければならない、つまり許可を得ていない事業者は製造販売してはならない、というものです。

当然、HACCPに沿った施設をつくるには多額の設備投資が必要になります。許可を得ていない漁業者や農家が、しらす干しや干物、梅干しや漬物を販売してはならないことになります。

これは極論を言えば、工場でつくられた添加物まみれの食品しか製造・販売を認めない、というわけです。そしてこのHACCPは、一次産業の従事者を疲弊させ、本当に美味しく添加物の入っていない食品を国民はますます食べれなくなっていくことにつながります。

我々が道の駅に立ち寄った際に、その土地の人が伝統的に作ってきたおいしいものを買えなくなったわけです。

役人どもよ、管理がしやすいからと言って、くだらない法律ばかり作るな～！と声を大にして言いたい！

一次産業を守る気のない国の愚策！