第2章 我慢ならない

「我慢ならない。」あのデンキウナギ事件から10年経ったタカミチは呟いた。タカミチは、
40歳になっていた。だが、まだ童貞である。タカミチは一瞬積極的童貞になることができた。だが、それを持続するのは厳しい。なぜならタカミチは20歳の時点で消極的童貞であったからだ。人は20歳までにほとんど性格が決まる。20歳以降に自分から女の子を見つけに行かなかった人が自分から行くようになるのは強い意志とそれを持続する力が必要だ。強い意志を一時的に起こすことは誰でもできるかもしれない。が、それを持続するのが困難だ。時間が経つにつれ、誘惑に負けやすくなる。だからタカミチは自分で行けなかった。加えて、恋愛に関しては中高生でどれだけ頑張ったかが物を言うだろう。中高生の時に恋愛に青春を捧げたやつらはその後の人生も恋愛に捧げることができるし、しやすい。対して中高生の時に恋愛してないザコどもは自分の理想を語りあい、傷を舐め合い過ごすだろう。そういう傾向がある。若い頃に行動すれば、その後も行動する可能性が高い。行動しない人はその後も行動しないだろう。タカミチは会社に向かった。タカミチは自転車に乗ってまず駅に向かうのだ。これを毎日繰り返している。タカミチは錆びついた自転車を走らせて駅に向かった。駅に着いたら気づいたが、定期券をもってくるのを忘れたのだ。タカミチは仕方なく切符を買い改札を通り、電車に乗った。電車は冷房がガンガンに効いている。7月だからだ。タカミチはラッシュを避けるので電車の中は人は少なかった。タカミチは座って仮眠をとった。どうやらあまり眠れなかったらしい。10分後タカミチは目を覚めた。目的の駅ではなかったので、寝ようとすると。中肉中背のおじさんが歩いてきた。
「あーあーあーあー」おじさんは奇声を発していた。このタイプの人は絶対に目を合わせてはいけない。目を合わせると何をしてくるか本当にわからないからだ。タカミチはおじさんから目を逸らし続けた。すると、おじさんはタカミチの前に立った。
「あーあーあー」。タカミチは寝ているふりをして、おじさんがどっか行くのを待った。おじさんは言葉を発した。
「おみぇーそこどけよー」。他に空いている席はあったが、タカミチはこれ以上おじさんと関わりたくなかったので、他の場所に移動しようとした。立って、違う号車に行こうとしてそそくさとおじさんを背にして歩いた。。すると、おじさんがタカミチを羽交い絞めにした。「あーあーあー」。タカミチは羽交い絞めにされたままおじさんのすねをかかとで思いっきり蹴った。
「痛いよー」おじさんは泣きながら言った。そしてどこかに行ってしまった。
 気づいたら、自分の降りる駅に着いていた。タカミチは降りて改札を出て会社に着いた。そして自分の席に着いた。
「さー仕事仕事!」タカミチは自分に気合いを入れた。タカミチは仕事熱心だ。数時間後、昼食の時間になったので、タカミチは昼食を取る。タカミチはサンドイッチを出した。それをモグモグ食べ始めた。タカミチは昼食はあまりとらない。昼食の後お腹が痛くなりやすいからだ。タカミチはサンドイッチを食べ終わった後、雑誌を読み始めた。すると、25歳のOLミナコがタカミチの方へ歩いてきた。そしてタカミチの隣の席に腰をかけて、タカミチに話しかけ始めた。
「タカミチせんぱーい。なに読んでるんですかぁ?」ミナコはタカミチに尋ねた。
「なに読んだっていいだろ。どっか行ってくれないかな」タカミチはミナコの質問にめんどくさそうに反応した。ミナコはかわいい。タカミチの友達もみんなそう言っている。そうミナコはみんながかわいいと認める伝説のOLだ。顔は小ぶりのメロン並みに小さいし、肌は白く透き通っていて、もちもちしている。おっぱいはGカップで大きく、腰はくびれている。尻もなかなかいい感じに張っていてタカミチも揉みたくなったほどだ。だが、ミナコには大きな欠点があった。ミナコは童貞を口説き、童貞を卒業させることが好きなのだ。童貞の初体験で童貞がどんな反応するのかを楽しむのだ。それで自分自身も興奮する、いわば、ビッチだ。タカミチの会社の同僚(童貞だった人)はみんなミナコに喰われた。ミナコに喰われた同僚に聞いたら、すごいテクニックで思わず失神したと言っていた。ではタカミチはなんでミナコとヤらないのか。童貞のプライドである。童貞のプライドがタカミチをミナコとヤらせない。しかもタカミチは40年間童貞でいたのだ。初体験を大事にするタカミチはミナコのような尻軽女とはヤれない。ミナコを追い返したタカミチは仕事に取り掛かって、集中しまくった。そして仕事が終わって自宅に帰った。そしてご飯食べて、風呂に入りながら歯磨きした。その後、思わずタカミチは呟いてしまった。
「童貞でいるなんて、我慢ならない」でもタカミチは初体験は処女とヤることは諦めなかった。絶対諦めない。