ある有名な方の小説で



主人公がずっと抱いていた疑問を

口にした場面が忘れられない





育ててくれた男に対して


あなたは血の繋がった父親なのか

と本人に尋ねる場面



男は病床で苦し紛れに答える


言わなきゃわからないやつには

言ってもわからない



(少なくても育ての父親である)その男の

答えを読んだ時、



いやいや

答えれば済む話でしょう

言わなきゃわからない事もあるよ

何言ってるんだろう!


と、若い私は思った


言えばわかるよ!

とも




言えばわかる


と信じて疑わないくらい

無知で


明るい場所にいた




今は



言うことに何の意味もないことが存在する



という事がわかるくらいには


年を重ねてきたように思う



どこかが

明るいということは


どこかに

影があるくらいの事は


想像できるようになったから




言葉だけで


伝わらないもの…


それを伝えていくのは…