詩集を大切な人に贈ってみましょう。
あたしも昔、大切な人から詩集をもらいました。
今回は私のお薦めする詩集を紹介します。
 

詩は何のためにあるのか。詩は今日、満員電車のつり革につかまってそれを読む

一人の禿頭の老人のためにある。詩は今日、劇場の補助椅子に座ってそれを聴いた

一人の青年のためにある。また詩は今日、野原に寝転がって それを口ずさむ

一人のお下げ髪の少女のためにある。

彼らをひととき生かし、そうすることで、彼らを生活させるためにある。

詩を生活の時間の外のひとつの客観的な価値の如くに考えてはならぬ。

人生は日々のものである。そして人生が日々のものである限り、詩もまた、日々のものである。

日々使い捨てられることによってのみ、詩は自らを完成しえる。詩はひとりの生のために使い捨てられる

栄誉をになうのだ。詩は詩と、それに感動する一人の人によって完成するものだ。

詩自身はそれだけでは何ものでもない。   谷川俊太郎 「谷川俊太郎詩集」より引用

 

 

 

 

 

 

 
 
詩人加藤 彰仁
もしここが北極点でも僕は南にいかない  ¥1260

10億個のタイプライターの前に10億匹の猿を置き 10億年待ったとしたらそのうちの1匹が

詩の一行を打つかもしれない

 

 

四月のキス

 

宇宙のその証しきれない秘密は

 

どこかしら私に似ている

 

あなたのそのどこかなつかしげな匂いは

 

行方不明のまま佇んでいる私に

 

春を願わずにいられなくしてしまう

 

どのみち私も消えてしまうのに・・・・・

 

だからあなたはキスをする時

 

ほんの少しの間息を止める       

 

 

AKIYOSHI KATO 

 

加藤彰仁

贈り先としては:  恋人 共に歩む人へ

 
 
詩人谷川 俊太郎
二十億光年の孤独       ¥1631

佐野洋子さんと一緒だった生活を覗いてみたかったです。父親が哲学者もあってか

読めば読むほど気持ちいい迷路の中へ連れっていってくれます。

うん、これでいい。何がなんだかわかりませんがうん、これでいいと思えるんです。

どこか遠くから詩が聞こえてくる感覚 あれっていったい何なのでしょうか?

好きな詩がいっぱいです。

 

 

 

 

贈りさきとしては: 老若男女問わず 中学生等成長期の人にも贈りたいですね

 

 

 

 


谷川俊太郎


谷川俊太郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

詩人ディラン トマス, Dylan Marlais Thomas,

ディラン・トマス全詩集       ¥3780

ウェールズの詩人。

鬼才の名をほしいままにし、伝説的生涯を余りにも速く走り抜けた異色の20世紀詩人ディラン・トマス。

ロマンティックで斬新なイメージの数々に、いつまでも魅了されちゃいます。

実は父が持っていた一冊なんです。それまで父が詩を読むなんて知りませんでした。
大学受験で勉強に明け暮れてた時、父が私に一言。
「おまえは好きな詩をひとつ自分でみつけなさい」

 

贈り先としては: これから旅立つ人へ 恋人へ

 

詩人吉野 弘
贈るうた   ¥1575

57年第一詩集「消息」を刊行。62年コピーライターに転職、以後雑文集をかねる。
主な詩集に「10ワットの太陽」「自然渋滞」

祝婚歌は結婚式でもよく聞くのではないでしょうか。

詩に含まれるものを、この詩人はやさしくやさしく育てあげます。

熟そうとする詩を自分自身に取り込むのは誰でもない自分たちなんでしょうね

お薦めの詩集です。

 

 

贈り先としては: これから結婚する二人へ お世話になった人  日ごろ感謝している人へ

 

 

 

 

 


 

詩を贈る それほど多い機会ではないかもしれません。

 

詩はたぶん私たちの日常にあると思います。それを詩人が探し出してきてくれる。

最近はそんな気がしてなりません。

詩は人生訓でも自己表現の場ではないんですね。

でも詩を持っている人と持ってない人では、うまく言えないんですが、やっぱり何か違うんです。

その人の持つ魅力みたいな形で、もうその人の中に詩が生きている。

今回、紹介したのは私の大好きな詩人さんたちの詩集です。

みなさんもこれからたくさんのいい詩に出会う事を願っています。

 

 

 

 

 

 

参考URL

 

 

 

 

 

 

 

現代詩文庫