劇団ししゃも

劇団ししゃも

地下芸人の売れるまでブログです。
毎週土曜に更新します。
コメントいただけるとありがたいです。

「見せてもらったよ。」

 

「炎を操るそれが君の能力のようだね」

 

「警戒しないで。僕も君と同じ能力者さ」

 

「僕は名前は本庄カケル。またの名を雷帝と呼ばれている。」

 

「ん?ああ。雷の帝王と書いて雷帝だ」

 

「僕の能力をお見せしよう」

 

「雷を落とす、これが僕の能力、ライトニングサンダー!」

 

「君は運がいい。僕の能力を見て生きて帰った人間は一人もいないんだからな」

 

「君のことを認めた証さ」

 

「さ、次は気の番だ。君の能力を見せてもらおう」

 

「ん?ああ、ライトニングサンダー。僕の能力の名前だ」

 

「なんだ?自分で名前付けたんですかって?」

 

「自分で付ける以外に誰がつけてくれるんだ?」

 

「なんでちょっと笑ってるんだ?」

 

「それよりも君の」

 

「何だその質問。漢字でどうやって書くんですか?じゃない」

 

「別に漫画とかでよくある、漢字表記だけど読みだけカタカナみたいなのはない」

 

「漢字とか考えてない。カタカナだオンリーだ」

 

「それよりもお前のことを」

 

「答えてくださいじゃなくて。半笑いを辞めろ」

 

「漢字とかは考えてない。ニヤニヤするな。考えてない。」

 

「本当だ!本当は?じゃない!」

 

「…閃光に雷だ。閃光の雷って書いてルビ振ってライトニングサンダーだ」

 

「これで満足か?」

 

「違う。そっちの線香じゃない。それはお焼香の方だろ。お線香じゃなくて光の閃光だ。」

 

「光の閃光に雷でライトニングサンダーだ」

 

「これでいいだろ。次はお前の番だ」

 

「必殺技とかあるんですか?じゃない。ニヤニヤしながら聞くな。あと必殺技はちゃんとあるよ」

 

「名前は?じゃなくて」

 

「教えないよ」

 

「教えないし、やめろ。半笑いで雷帝さん~じゃないんだよ」

 

「…ボルティックライトニングだよ」

 

「ライトニング好きなんですか?じゃないよ」

 

「漢字で書いたら、爆発の爆に、電気の電に、雷でボルティックライトニングだ」

 

「当然の様に漢字を聞いてくるな」

 

「今度こそお前の」

 

「雷帝って誰に呼ばれてるんですか?じゃない」

 

「やめろ。それは本当にやめてくれ」

 

「誰にってそれは敵だよ」

 

「敵に雷帝って呼ばれて恐れられて」

 

「いや確かに、私の能力を見て生きて帰った者は一人もいないって言ったけど」

 

「矛盾してません?とか言うな」

 

「そんなロジカルに攻めてくるな!」

 

「この場合は、なんか自然に噂が独り歩きして、いつのまにか雷帝って呼ばれて」

 

「別に気にいってない」

 

「別に気にいってないし」

 

「何だ次は。別にいいだろ。マント付けたって」

 

「別にかっこつけてるわけじゃない!」

 

「止めろ!いい加減にしろ!」

 

「ボルティックライトニング!」

 

「これダサいかな?」

 

                  

 

https://twitter.com/ashigaru_yamato

 

めちゃめちゃスベりました。

自分自身の反省のために乗せときます。