「みんな集まってるな、今日はちょっと大事な話がある」
「みんなもなんとなく気づいてるとは思うが、ついさっき校長と話して来た」
「次の試合に勝たなければこのサッカー部は廃部だそうだ」
「ここ数年は1度も勝ってない上に、メンバーは選手が11人とマネージャーが1人正直仕方ないと思う」
「しかも次の試合相手は去年の全国大会優勝校。はっきり言ってうちに勝ち目はない」
「先生がこのサッカー部の顧問になってまだ1年ちょっとだが、みんなが、放課後も土日祝日も朝から晩までひたすら練習して頑張って来たの知ってるから、力になれなくて済まないと思ってる」
「なんだキャプテン?…あきらめない?」
「気持ちは分かるけど…相手は去年の全国大会優勝校だぞ?!」
「なんだ、鈴木?え?次の試合まで放課後も土日もこれまで以上に練習する?!」
「みんなも同じ気持ちか?…そっか…」
「なんだマネージャー?…そうだな今チームの心が一つになってるな」
「…みんな実は今日はもう一つ大事な話があります」
「実はな。先生この度マッチングアプリで人生初の彼女ができました」
「彼女は25歳で先生の3つ下で、笑うとえくぼがとても素敵な女性です」
「28歳にして人生初彼女ができました!」
「つまり何が言いたいかって言うと」
「先生はもう休日出勤したくありません!!」
「土日は彼女とデートしたい!!」
「頼むみんな!次の試合負けてくれ!」
「土日放課後の練習も勘弁してくれ!」
「なんだマネージャー?…あぁ本気で言ってる」
「先生は土日は休みたい人だ」
「もともとそんなにサッカーも好きじゃない」
「先生なサッカーの試合1試合まるまる見るくらいなら知らない人の葬式3回出たほうがマシだ」
「学生の頃は卓球部だから、どっちかって言うとサッカー部は敵だった」
「さっき校長先生から次の試合勝てなければ廃部だって言われたときは…嬉しかった~!」
「いや、分かるよ高橋。おお前たちがこの3年間サッカー部で頑張ってきて、これがこのサッカー部にとって最後のチャンスなのは分かるよ!」
「ただ、先生にとってもこれが最後のチャンスなんだよ!今の彼女が」
「先生は4年間マッチングアプリやって、ようやくできた彼女なんです!」
「4年間だぞ!4年間!かけた年数がそのまま熱量に比例するなら、先生の彼女への思いは、お前たちのサッカーへの思いよりも1年勝ってます」
「まぁそういうわけで…どうせ負けるんだし、練習はやめてみんなも休みをエンジョイ」
「…なんだマネージャー?」
「録音してた?今までの話全部?」
「…やるだけやってみるか」
めちゃくちゃスベりました。
反省のために乗せておきます。