「見せてもらったよ。」
「炎を操るそれが君の能力のようだね」
「警戒しないで。僕も君と同じ能力者さ」
「僕は名前は本庄カケル。またの名を雷帝と呼ばれている。」
「ん?ああ。雷の帝王と書いて雷帝だ」
「僕の能力をお見せしよう」
「雷を落とす、これが僕の能力、ライトニングサンダー!」
「君は運がいい。僕の能力を見て生きて帰った人間は一人もいないんだからな」
「君のことを認めた証さ」
「さ、次は気の番だ。君の能力を見せてもらおう」
「ん?ああ、ライトニングサンダー。僕の能力の名前だ」
「なんだ?自分で名前付けたんですかって?」
「自分で付ける以外に誰がつけてくれるんだ?」
「なんでちょっと笑ってるんだ?」
「それよりも君の」
「何だその質問。漢字でどうやって書くんですか?じゃない」
「別に漫画とかでよくある、漢字表記だけど読みだけカタカナみたいなのはない」
「漢字とか考えてない。カタカナだオンリーだ」
「それよりもお前のことを」
「答えてくださいじゃなくて。半笑いを辞めろ」
「漢字とかは考えてない。ニヤニヤするな。考えてない。」
「本当だ!本当は?じゃない!」
「…閃光に雷だ。閃光の雷って書いてルビ振ってライトニングサンダーだ」
「これで満足か?」
「違う。そっちの線香じゃない。それはお焼香の方だろ。お線香じゃなくて光の閃光だ。」
「光の閃光に雷でライトニングサンダーだ」
「これでいいだろ。次はお前の番だ」
「必殺技とかあるんですか?じゃない。ニヤニヤしながら聞くな。あと必殺技はちゃんとあるよ」
「名前は?じゃなくて」
「教えないよ」
「教えないし、やめろ。半笑いで雷帝さん~じゃないんだよ」
「…ボルティックライトニングだよ」
「ライトニング好きなんですか?じゃないよ」
「漢字で書いたら、爆発の爆に、電気の電に、雷でボルティックライトニングだ」
「当然の様に漢字を聞いてくるな」
「今度こそお前の」
「雷帝って誰に呼ばれてるんですか?じゃない」
「やめろ。それは本当にやめてくれ」
「誰にってそれは敵だよ」
「敵に雷帝って呼ばれて恐れられて」
「いや確かに、私の能力を見て生きて帰った者は一人もいないって言ったけど」
「矛盾してません?とか言うな」
「そんなロジカルに攻めてくるな!」
「この場合は、なんか自然に噂が独り歩きして、いつのまにか雷帝って呼ばれて」
「別に気にいってない」
「別に気にいってないし」
「何だ次は。別にいいだろ。マント付けたって」
「別にかっこつけてるわけじゃない!」
「止めろ!いい加減にしろ!」
「ボルティックライトニング!」
「これダサいかな?」
完
https://twitter.com/ashigaru_yamato
めちゃめちゃスベりました。
自分自身の反省のために乗せときます。