​「どうして私が乳がんになったんだろう?」



これは乳がんに限らず、大きな病気を経験された方なら、誰でも一度は抱く想いではないでしょうか。



​「あの時のあの考えがいけなかったのかも」

「食べ物が良くなかったのかな?」

「何か悪いことをした報いなのかな? もしかしたら前世で……」


​そんな風に「自分の何がいけなかったんだろう」と、私も最初は自分を責めてばかりいました。


世の中にはたくさんの健康法が溢れていますよね。


「これを食べれば癌は防げる」「こういう生活習慣なら安心」。


そんな情報に触れるたびに、それを100%できていなかった自分を、あれもこれもと数え上げては落ち込んでいました。


特に私は、セルフケアトレーナーとして「健康」を伝える立場で


「そんな私が病気になるなんて、説得力がないのではないか」

「まるで生徒さんに詐欺を働いているような気分」


と、自分を責める気持ちが増すばかりでした。


​ですが、ある時、そんな重苦しい感情がふっと消えた瞬間がありました。



きっかけは、ある日「しこり約1cm」でネットで調べてみると、


癌のしこりが1cmの大きさに育つまでには、およそ10年から20年という月日がかかるというのを目にしました。



「ということは、10年前か20年前の私に原因があったということ?」


そう考えた時、当時の事が蘇りました。



当時の私は産後うつの真っ最中で、体調も絶不調。


心も体もボロボロの状態でした。


​「あの時の、あんなに必死に生きていた自分を、今の私が責めても仕方がないじゃない」

「そんな昔の自分を責めるのは辞めよう」


​そう思えた時、いい意味で「吹っ切れた」のです。



​過去の自分を責めるのをやめた私は、


「病気になってしまった今、自分にできること」を考えてみようと、ジャーナリング(ノートに書き出すこと)を始めました。



​書き出してみると、意外なほど前向きな想いが溢れてきました。



  • ​以前取得した「乳がんヨガ」の資格をもう一度活かして、同じ悩みを持つ方の力になれるかもしれない。
  • ​病気になったからこそ、本当の意味で誰かの痛みに寄り添えるようになるかもしれない。
  • これまで学んできたセルフケアやマインドフルネスを、自分自身で実践し、整えていく貴重な機会になるかもしれない。
  • 「命の大切さ」を再確認できた

病気は決して望んだことではありませんが、病気になったから見えてきた事がありました。



​もし今、大きな病を抱えて「自分の何がいけなかったんだ」と自分を責めている方がいたら。



そんなあなたに、私がいつも自分に送っている「魔法の言葉」を贈りたいと思います。



​「そうだよね。そう思っちゃうよね」



​ネガティブになってもいい、自分を責めてもいい。


どんな感情が湧いてきても、まずは、もう一人の自分が優しく自分を慰めてあげてください。



​そして、少しずつ心が落ち着いてきたら、


「病気になったからこそ、気づけたこと」
「今の自分だからこそ、できること」


を、小さなことでもいいのでノートに書いてみてください。



​そこにはきっと、あなただけの新しい発見があるはずです


​今日もお読みいただき、ありがとうございました。


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