登場人物の人数と役割 | 小説の書き方教えます

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今回は、登場人物の人数と役割についてお伝えします。




なぜなのかよくわからないのですが、多くの作者が登場

人物の数を増やしてしまう傾向にあります。


理由を推察するに、応募原稿の分量を満たすため、必要

以上の人数を登場させてしまうのではないでしょうか。


人数が増える分だけ会話文が増えて、人物描写も増えま

すからね。




しかし、文学賞の選考委員は、そんなことなど意図も簡単

に見抜いてしまいますから、作品の評価を下げるだけなの

です。


とはいえ、作者本人が気付いていない場合も多々あります。


物語の本筋とは深くかかわっていない恋人の登場場面を、

疑いもなく書いている場合ですね。


恋人が重要な役割をするのなら登場させるべきですが、さ

ほどの役割を与えないなら、名前が出てくる程度にしてお

きましょう。




また、人物ごとの役割分担にも注意が必要です。


登場している人物の一人が、いなくても物語が成立してい

る場合が多いのです。


たとえば、


誰かへ物を届ける際に、相手をわざと留守にして、相手の

家族などを登場させるなどですね。


その家族が重要な役割をしない限り、わざわざ留守にする

意味がありません。


もしも直接出会うのがまずい状況ならば、宅急便にすべき

なのです。




とにかく、物語の本筋から外れた不必要な人物は削除です。


その上で、重要な役割でも、誰かが兼任できないものかと

見直しましょう。


古今の名作と呼ばれる小説作品のほとんどは、必要最低

限の人数しか登場しておりません。


文学の名作なら、なおさらですね。