をお読みになった上で、お申し込みください。
作品の枚数もご記入願います。
「文学賞突破マニュアル」をご希望の方も、タイトル
下の項目をお読みください。
今回は、論文を書かないためにどうしたらよいかを述べましょう。
その前に、文学賞突破マニュアルのご紹介ページをリニューアル
いたしましたので、一度ご覧になってくださいませ。
タイトル下の緑の項目が並んでいるところです。
さて、前回までの記事で、第一次選考すら通過できないのは、小
説の体をなしていないからだと申し上げました。
文学賞とは論文を顕彰する場ではなく、文学を顕彰する場だから
ですね。すぐれた作家ばかりが揃った選考委員の目は誤魔化せ
ないのです。
正当な論文は読まれないから小説の形式にしている作品も、同
様に扱われます。すなわち、即落選ですよね。
あなたが読者なら、無名の人が書いた主義主張や特殊な思想
などを読みたいでしょうか。
子竜は嫌です。百万円ほどくれるならどんな長編でも無理して
読みますが、あくまでも無理してであって、本当は読みたくあり
ません。
が、中には小説を書こうとしてもつい論文になってしまう方がい
ます。
こういう人は論文ではなく小説を書こうとしているだけ救いが
あるのですが、身についてしまった悪い癖は容易に排除でき
ません。
しかし、論文化を回避する方法はあります。
反対意見を述べる人物を登場させて、同等に扱えばいい。
とはいえ、それではストーリーが成り立たなくなってしまったり
おかしくなってしまいますよね。
そこで脳トレーニングをするわけですが、ポイントはふたつです。
もっと面白くできないか。
もっと感動的にならないか。
それだけを呪文のように唱え続けて、自分のためではなく読者
のために書くのだという意識に変えるしかありません。
子竜が常から申しております読者への配慮ですね。
逆に、読みたくもない論文を書き続けるのは、読者を拷問に
処するようなものです。
あなたは大丈夫でしょうか。